映像 ☆☆☆☆
といった感じ。
音楽 ☆☆☆☆
脚本 ☆
演技 ☆☆
演出 ☆☆☆☆
役者 ☆☆☆☆
といった感じ。
予告編が良かったので見に行った。
スタートから良いカンジのバイクシーンから始まり、惹きつけられる。☆
トラックの爆破は見るからに模型で★
最初のクモ男や手下との戦闘は重厚感を演出した殺陣で斬新さを感じた。反面、流血がしつこく感じた。ショッキングなだけで、単調になっていた。
例えば、踏みつけと殴り飛ばしに差をつけたりすれば、もっと迫力が出た気がする。
アクションについてはここがピークで、終盤にいくにつれて、超能力バトルに変わっていき、ウルトラマンを見せられているような気になった。動きは改造”人間”としての能力にとどめ、動きの美しさを追求して欲しかった。
ただし、ライダーキックは凄く良かった。
お決まりの、暗すぎて何をしているかよくわからないシーンもあった。映画製作者は、映画館で映画を見ないのだろうか?
音楽は適度な緊迫感があって良かった。
脚本は完全に失敗していた。
主人公に全く感情移入できない。彼は優しい人だ、と別の登場人物に語らせるのではなく、エピソードをもっと上手く使わないといけないのではないか。
謎の政府機関を出すのもいただけない。ストーリー上の必然性が無い、邪魔者と化していた。彼らのせいで、強大な悪の組織に立ち向かう、孤高のヒーローという、ヒロイックな要素が無くなっている。
役者は浜辺美波が見れたので☆をつけた。
演技は脚本のあおりを受けて、かわいそうな面もある。
総じて見れば、面白い方だったが、わざわざダメにしたような部分が目立つ惜しい作品だった。