八重山遠征の2日目は、石垣島の川探索です。
朝起きると、まずはデジタル一眼をハウジングに格納するところから始まります。
身支度を整えると近くのコンビニで買ってきたタコライスを頂きます。
8時過ぎに、ハゼ仲間のAさんと合流し川へ向かいます。
今回の石垣島では、ボウズハゼではなくキバラヨシノボリが目標です。
3月の沖縄本島遠征で見た本島のキバラヨシノボリが、何度も見た事のある西表島の個体群とだいぶ違って見えました。
では、石垣島のキバラヨシノボリはどうなんだろう?と思ったんですね。
ということで、キバラヨシノボリの住む川へと向かいます。
車を止めて、チャッチャと準備をします。
川へ入ると上流方向へ移動を開始します。
http://photozou.jp/photo/show/278614/160429765
川の門番のようなエビさんです。
ちょこっとお邪魔します。(笑)
立ち上がりふと下流側を見ると、岩の上に立つAさんと目が合い、ニヤッっと微笑みます。
なんとも楽しいひと時なのであります。
ヨシノボリを見つけました。
最近は近接視力に自信が無い事もあって、自力で同定にチャレンジする事は早々に断念。(笑)
Aさんに見ていただきましたが、Aさんの見解は「クロ!」でした。
手持ちの画像を時系列的に並べていきます。
我はヨシノボリ党という方は、ぜひ感想をお聞かせください。
うーん、やはりクロヨシノボリですかね?
やはりクロヨシノボリ?
ちょっと雰囲気出てきましたが・・・・クロヨシノボリでしょうかね。
クロのようなキバラのような・・・・(笑)
以下同文・・・・(笑)
撮影時は確信がありませんでしたが・・・・僕はこの個体はキバラヨシノボリだと思います。
これまたちょっと悩ましい・・・・
どっちつかずな感じな個体が続きますね。
クロっぽい?
キバラっぽい?(笑)
キバラで良いかな・・・・
同じくキバラ?
キバラかな。(コメントが無くなってきた・笑)
さて、時間を巻き戻してその時に立ち返ってみると、Aさんは、うーん・・・とうなりっぱなしです。
イメージされているキバラヨシノボリとはちょっと違うようです。
僕の方もモヤモヤした感じです。
この場所の環境からして、キバラヨシノボリが居ても不思議ではないのですが、決め手に欠けるんですね。
それではという事で、捕獲して観察ケースで観察する事にします。
水中撮影が目的となり、出番は極めて少なくなりましたが、やはり網と観察ケースは携行しておく必要があります。
探索の目標がはっきりしている場合は、ホントに目標の魚か?しっかり確かめたい場合もあるものです。
もっとも、近接視力に問題が発生しているので、結局は撮影して拡大してみないと難しいですけどね・・・(笑)
Aさんから網を受け取り、とりあえず1匹を捕獲し観察ケースに入れます。
これって一番らしいヤツでした?とAさん。
やはり納得がいかないようで、今度は自ら網をふるいます。(凄腕でありました。)
ということで、観察ケースに入れて撮影した画像です。
http://photozou.jp/photo/show/278614/160429907
僕は納得がいきました。
これはキバラヨシノボリだと思います。
http://photozou.jp/photo/show/278614/160430067
初めて見た石垣島のキバラヨシノボリです。
純淡水性のハゼですから、海を介しての交流はありませんが、沖縄本島よりは西表島の個体群に似ている印象です。
この場所が今回上がった一番上流地点です。
少し下で、Aさんが見つけた個体を確保しておいてくださいました。
http://photozou.jp/photo/show/278614/160430200
ちょっと不鮮明な画像ですが、背鰭を開いているので採用です。
先ほどの個体とは少し雰囲気が違って見えます。
http://photozou.jp/photo/show/278614/160430331
しばらく観察して、キバラで良いだろうという結論になりました。
http://photozou.jp/photo/show/278614/160430415
少し違う角度からです。
http://photozou.jp/photo/show/278614/160430529
最上流地点の個体と比べ、ちょっと違う感があり、後で見ても迷うところです。
先行して、それぞれの場所での画像を1枚ずつチョイスしてフォト蔵にアップし、知人に見て頂きましたがキバラヨシノボリだと思いますという感想を頂きました。
石垣島のヨシノボリ1-20121028 posted by (C)かっちゃん
石垣島のヨシノボリ2-20121028 posted by (C)かっちゃん
1のほうが最上流地点の画像です。
こうして、石垣島のキバラヨシノボリをクリアする事ができました。
Aさん、ありがとうございました。
→ ヨシノボリ 石垣島(2012/10/28) その1
さて、この日の画像をあと少しだけ載せておきます。
遠目で見てバディの柄が気になり撮影したのですが・・・・良く見たらシマヨシノボリでした。(笑)
→ シマヨシノボリ 石垣島(2012/10/28)
こちらはお馴染みのナンヨウボウズハゼです。
沖縄での定番ですが、今回はキバラヨシノボリが目標だったためほとんど撮っていません。
ミスショットも多かったので、1枚だけアップしておきます。
→ ナンヨウボウズハゼ 石垣島(2012/10/28)
川探索も終わり、いよいよ西表島へ向かいます。
今夜は西表島に宿泊、明日は西表島の川探索です。
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身支度を整えると近くのコンビニで買ってきたタコライスを頂きます。
8時過ぎに、ハゼ仲間のAさんと合流し川へ向かいます。
今回の石垣島では、ボウズハゼではなくキバラヨシノボリが目標です。
3月の沖縄本島遠征で見た本島のキバラヨシノボリが、何度も見た事のある西表島の個体群とだいぶ違って見えました。
では、石垣島のキバラヨシノボリはどうなんだろう?と思ったんですね。
ということで、キバラヨシノボリの住む川へと向かいます。
車を止めて、チャッチャと準備をします。
川へ入ると上流方向へ移動を開始します。
http://photozou.jp/photo/show/278614/160429765
川の門番のようなエビさんです。
ちょこっとお邪魔します。(笑)
立ち上がりふと下流側を見ると、岩の上に立つAさんと目が合い、ニヤッっと微笑みます。
なんとも楽しいひと時なのであります。
ヨシノボリを見つけました。
最近は近接視力に自信が無い事もあって、自力で同定にチャレンジする事は早々に断念。(笑)
Aさんに見ていただきましたが、Aさんの見解は「クロ!」でした。
手持ちの画像を時系列的に並べていきます。
我はヨシノボリ党という方は、ぜひ感想をお聞かせください。
うーん、やはりクロヨシノボリですかね?
やはりクロヨシノボリ?
ちょっと雰囲気出てきましたが・・・・クロヨシノボリでしょうかね。
クロのようなキバラのような・・・・(笑)
以下同文・・・・(笑)
撮影時は確信がありませんでしたが・・・・僕はこの個体はキバラヨシノボリだと思います。
これまたちょっと悩ましい・・・・
どっちつかずな感じな個体が続きますね。
クロっぽい?
キバラっぽい?(笑)
キバラで良いかな・・・・
同じくキバラ?
キバラかな。(コメントが無くなってきた・笑)
さて、時間を巻き戻してその時に立ち返ってみると、Aさんは、うーん・・・とうなりっぱなしです。
イメージされているキバラヨシノボリとはちょっと違うようです。
僕の方もモヤモヤした感じです。
この場所の環境からして、キバラヨシノボリが居ても不思議ではないのですが、決め手に欠けるんですね。
それではという事で、捕獲して観察ケースで観察する事にします。
水中撮影が目的となり、出番は極めて少なくなりましたが、やはり網と観察ケースは携行しておく必要があります。
探索の目標がはっきりしている場合は、ホントに目標の魚か?しっかり確かめたい場合もあるものです。
もっとも、近接視力に問題が発生しているので、結局は撮影して拡大してみないと難しいですけどね・・・(笑)
Aさんから網を受け取り、とりあえず1匹を捕獲し観察ケースに入れます。
これって一番らしいヤツでした?とAさん。
やはり納得がいかないようで、今度は自ら網をふるいます。(凄腕でありました。)
ということで、観察ケースに入れて撮影した画像です。
http://photozou.jp/photo/show/278614/160429907
僕は納得がいきました。
これはキバラヨシノボリだと思います。
http://photozou.jp/photo/show/278614/160430067
初めて見た石垣島のキバラヨシノボリです。
純淡水性のハゼですから、海を介しての交流はありませんが、沖縄本島よりは西表島の個体群に似ている印象です。
この場所が今回上がった一番上流地点です。
少し下で、Aさんが見つけた個体を確保しておいてくださいました。
http://photozou.jp/photo/show/278614/160430200
ちょっと不鮮明な画像ですが、背鰭を開いているので採用です。
先ほどの個体とは少し雰囲気が違って見えます。
http://photozou.jp/photo/show/278614/160430331
しばらく観察して、キバラで良いだろうという結論になりました。
http://photozou.jp/photo/show/278614/160430415
少し違う角度からです。
http://photozou.jp/photo/show/278614/160430529
最上流地点の個体と比べ、ちょっと違う感があり、後で見ても迷うところです。
先行して、それぞれの場所での画像を1枚ずつチョイスしてフォト蔵にアップし、知人に見て頂きましたがキバラヨシノボリだと思いますという感想を頂きました。
石垣島のヨシノボリ1-20121028 posted by (C)かっちゃん
石垣島のヨシノボリ2-20121028 posted by (C)かっちゃん
1のほうが最上流地点の画像です。
こうして、石垣島のキバラヨシノボリをクリアする事ができました。
Aさん、ありがとうございました。
→ ヨシノボリ 石垣島(2012/10/28) その1
さて、この日の画像をあと少しだけ載せておきます。
遠目で見てバディの柄が気になり撮影したのですが・・・・良く見たらシマヨシノボリでした。(笑)
→ シマヨシノボリ 石垣島(2012/10/28)
こちらはお馴染みのナンヨウボウズハゼです。
沖縄での定番ですが、今回はキバラヨシノボリが目標だったためほとんど撮っていません。
ミスショットも多かったので、1枚だけアップしておきます。
→ ナンヨウボウズハゼ 石垣島(2012/10/28)
川探索も終わり、いよいよ西表島へ向かいます。
今夜は西表島に宿泊、明日は西表島の川探索です。
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あと南方シマヨシちっこいくせにかっこ良すぎです。
やっぱりヨシノボリ最高です。
こんにちは。
コメントありがとうございます。
キバラヨシノボリは同定の難しいハゼで、しょっちゅう迷っております。
石垣島のキバラヨシノボリは、これまた難解でした。
簡単に言ってしまうと、どっちつかずの中間タイプのような個体が多いように感じます。
みんなキバラだという事でしょうか?
それはなかなか嬉しいコメントです。
昨日はかわいいヨシノボリ達を見て舞い上がってしまい無責任にも皆キバラだと言ってしまいました。
今日かっちゃんさんの南方クロ、各島キバラシリーズ見てあまりの微妙さに驚きました。
昔殖やしたクロヨシや採集したクロヨシ幼魚とあまりに違う感じがしてつい先走ってしまいました。
具体的にはクロは小さくともヒレが体に対し大きく、目を通る赤色帯が本当に目立つ印象と、赤いソバカスのような点がある小さい個体は記憶になかったからです。
でもこれらは伊豆地方の個体で、南方クロに関しては恐らくダム陸封ともなるとかなり微妙になりそうな気がします。
つまり、関東のクロの印象の消去方程度で判断してしまったのであり、改めてかっちゃんさんの写真を見て冷や汗をかいています。
でもこうやって、沢山の良い個体を見れたので嬉しいです。
勉強のためまたブログ見させて下さい。
これらの個体は悩ましいですね。
新種あるいは交雑種の可能性もあるのではと思うんですが、どうなんでしょうね。
本当に難しいですね、率直に言って外観だけでキバラヨシノボリを判定することは、はたして可能なのか疑問に思っています、
たとえば、滝などによって完全にハゼ類の遡上が遮断されていて、ほかのヨシノボリが生息していない場所なら、たとえ外観がクロヨシノボリに似ていようがそれはキバラだと思うんです、そしてそれがその川のキバラヨシノボリの特徴と言えるでしょう、
川ごとに違う年代から違う環境で進化し続けてきたわけですから、川ごとに別の種類と言っても言い過ぎではないように思います。
他のハゼ類の混在する川でキバラの判定をするのには、外観だけでは不十分で卵の形状や稚魚の生活の様子など多角的に見ないと正確ではないと思います、
もっとも遺伝子を調べるのが間違いないのでしょうが、それは私たちがするべきこととは思っていません、
いえいえ、気になさらずに。
勉強ってほど、アカデミックではありませんが、画像はボチボチとアップします。
よろしければお気軽にどうぞ。
川を遡上していくと、より「らしい」個体と遭遇できるのですが・・・・
さっき、キバラだと思った魚はクロだったようだとここで気づくのです。
新種も交雑も可能性はあると思いますよ。
なかなか難しいと思いますが・・・・解る人には解るようですよ。
何といいましょうか、見ている所が違うかのように感じる事がありますね。
そうですね、隔絶した環境で生きてきた魚ですから、いつかは姿かたちも含めて別種に進化する事もアリ得ますよね。
こういう形態がキバラ・・・みたいな固定観念はあまり持ちすぎないほうが良いかもしれません。
まっ、僕はけっこう好きなヨシノボリなので見れれば嬉しいですね。
今度西表に行ったら、某川のキバラヨシノボリを見に行こう・・・・と思ったきっかけはそれでした。
背鰭の先端の黄色がはっきりしていて可愛いんですよ。(笑)
好きだから深入りしてしまう事もあるかもしれませんが、基本はこんなんですよ。
キバラヨシノボリと呼ばれている魚が好きなだけですよね。