翁の徒然なる日々

日々是自遊

何かと息苦しさを感じる今日この頃、欠かさず視ている朝ドラ『ひまわり』そして『芋たこなんきん』・・・

2022-08-28 19:30:00 | 日々の徒然

昨今、長引くコロナ禍、ロシア軍のウクライナ侵攻、安倍元総理の銃撃事件とその後の宗教団体を巡るまるで魔女狩りのようなマスメディアの報道などでいろいろと息苦しさを感じています。

ネット界隈では、拗ねたコメントを読まされ、いつも後味の悪い気がしています。まぁ、読まずにスルーすればいいのですが、ついポチッと。ダメですね。

そんな中、今回は、毎朝毎夕楽しみにしてる「朝ドラ」について。

◆ひまわり

松嶋菜々子さんがヒロインを演じる朝のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)『ひまわり』(再放送版)が、高校野球中継で放送を中断していましたが、23日の夕方再開されました。時代はバブル崩壊後の90年代後半。

松嶋さん演じるヒロイン南田のぞみは、大手食品会社をリストラされ退職、その後、弟の事件をきっかけ弁護士を志します。周囲の反対も何のその、一人暮らしなどを経験、苦労の末、2回目の挑戦で難関の司法試験に合格、これからは司法修習生としてドラマが展開していきます。

山下達郎さんのオープニングソング『ドリーミング・ガール』が流れると翁の心は弾みます。

夕方の再放送は2話づつ放送、されるので進展が早く助かります。

母・南田あづさ役の青木マリさん、離婚した父・南田徹役の寺泉憲さん。そして、祖母役の藤村志保さん、同じく祖母役の佐々木すみ江さんとのやりとりが好きですね。三宅裕二さんと川島なお美さんが演じるレストラン経営の伯父さん夫婦もコミカルで一味添えています。

さらに、何かと魅力的な赤松元基弁護士役の奥田瑛二さんも。その辛辣な言葉にも愛情が感じられ深みがあります。

その事務所に出入りしている少し斜に構える雑誌記者の上川隆也さん演じる星野雄治はのぞみさんと共に今回司法試験に揃って合格、福島で同じ司法修習生として実務研修を受けることになりました。今後の展開は如何に、そして二人の仲は? 乞うご期待!

そして、“のぞみ嬢ちゃん"(愛犬リキ=萩本欽一・欽ちゃんのナレーション)とワンちゃんが話すと癒されます。8月24日の放送回には、獣医さん役で欽ちゃん本人が登場しました。

それでも、9月には大相撲九月場所の中継で再び中断されるのでしよう。まぁしようがないか、、、。

また、

芋たこなんきん

朝のBSで再放送中の藤山直美さんがヒロイン小説家・花岡町子を演じる『芋たこなんきん』は、放送中断はないので朝食をとりながら毎朝楽しく視ています。藤山直美さんは当時朝ドラ史上最年長のヒロイン役だっだそうですが、前作『カムカムエヴリバディ』の深津絵里さんに最年長ヒロインの座を明け渡し、第二位に。

モデルは小説家の田辺聖子さん。夫・カモカのおっちゃんこと医師の徳永健次郎役の國村隼さんとの夫婦漫才のようなやりとり、お二人ともごくごく自然な演技で、本当のご夫婦のようです。さすがですね。脇役陣も秘書八木沢純子役のいしだあゆみさんはじめ豪華です。

義理の妹で外科医の徳永春子役の田畑智子さん、幼い頃の町子さんの亡父・花岡徳一役のTOKIOの城島茂さん、母親・花岡和代役の鈴木杏樹さん後に香川京子さん、祖父役の岸部一徳さん、その母で町子の曽祖母役の淡島千景さんなど、皆さんいい味を出しています。

イーデス・ハンソンさんが関東煮(おでん)屋の女将だなんてちょっとびっくりしました。

そして、藤山直美さんが漬け物とかお料理をするシーンもあり、手際よく料理をしていらっしゃいます。手元を見ると普段からお料理をされているのでしようね。手際が良いです。それだけ視ても女優魂を感じます。

物語の舞台徳永家も5人いた子どもたち、妹晴子さんもめでたく結婚し、それぞれ家を出て、今は夫婦二人。自分たちと重ねて共感しながら視ています。

今の朝ドラは

その二作品に比べて現在の朝ドラは話しについていけず早々に視るのをやめました。妻は家事のついでに、ながら視聴していますが、翁は薬を飲む時間なので、テレビの前からスーッと離れます。

今は早く終わって欲しいと思うばかりです。沖縄が舞台ということで美しい景色やお料理が朝から見られるのかな、と思っていたら、、、。もう裏切られた気持ちでいっぱいです。

そして、ネットには辛辣なコメント付きの記事がありますので、偶に記事を読んでアラアラやっぱりと思っています。

やれ、主演女優や俳優さんは悪くない、脚本家が悪い、演出がダメ、とか厳しいコメントが満載です。私は、どっちもどっちだと思っています。

朝ドラに限らずテレビドラマに出演している俳優さんたちは皆さんプロですよね。俳優さんは演技者と同時に表現者だと思います。脚本を読み込んで、自分なりに表現する。

感情表現はもちろん顔の表情でも演ずる人たちだと思います。実際、芋たこなんきんの藤山直美さんなんかは顔の表情一つでも演技をしています。やはりプロ中のプロですね。

なのに、今の朝ドラの出演者は皆さん一本調子で五月蝿いだけ、まるで野菜のダ〇〇ン畑の一本足のカ〇シのよう、これではとてもとても共感や応援なんかできません。 

年々役者さんの演技が下手になったような気がします(この朝ドラだけ? それとも歳のせい?)。もっと勉強しなきゃ。

そんな朝ドラを受信料払って毎朝見せられている視聴者の身にもなって欲しいですよね。よって最後まで視ません、スルーです。

今の朝ドラは将来的にも多分再放送されない作品の一つになることは間違いないと思います。

まぁ、朝ドラやそのヒロインへの思いは人それぞれ、少なくとも翁はそう思っています。

いつもの捻くれ翁の戯言として、ご放念頂ければ幸いです。

終わり


行動制限のない夏雑感・・・

2022-08-24 19:30:00 | 日々の徒然
◆大雨・豪雨災害
今年の夏は、梅雨明けが早く異例の夏の始まりでした。

そして、全国各地の大雨・豪雨被害、九州から北海道まで、約2ヶ月間、大雨・豪雨被害が毎日のように報告されていました。 

毎日毎日、大気が不安定と言われ続け、では、一体いつになったら大気は安定するんでしょうか? と、テレビ画面の天気予報キャスターさんに、ツッコミを入れていました。

この夏も、北関東などでは40度を記録するなど年々気温が高くなっているような気がします。ただ、歳をとっただけかもしれませんが、、、。

そして、連日のように熱中症予防情報などが出されて危険な暑さと言われると、外出もままなりません。

漸く、少し過ごし易くなり、ほっとしています。ヤレヤレ。でも油断は禁物、まだまだ熱中症には気をつけて過ごします。

さらに、

◆行動制限のない夏
今年、新型コロナウィルス感染者が確認されてから3度目の夏を迎えました。

昨年もそうだったように記憶していますが、今年も7月に入った頃から全国的に連日のように多くの新型コロナウイルス感染症の陽性判明者が発生、第7波になりました。

一方で、今年の夏は、3年ぶりの行動制限のない夏、などと再三報じられ(煽られ?)、それでは、ということで、お盆の帰省、海外旅行、孫に会いたい、家族や友人に会いたい、花火大会など夏の行事を見たい参加したい、と言う人が増えました。制限されないんだと思ったら誰だって出かけます。

その陰で、発熱外来など逼迫する医療体制で、夏休みも碌に取れずご苦労されている医療従事者の皆さまや日々の生活を支えて頂いている多くの方々がいらっしゃいました。そして、今も続いています。

この方たちにも故郷があり、ご先祖様のお墓があり、祖父母、ご両親、兄弟姉妹、お子さんなど家族もいらっしゃいます。

行動制限がない夏で羽を伸ばしている人がいる一方、発熱外来での診療や入院した患者さんの治療に懸命に応じている医療従事者の方がいらっしゃる。

そんな光景がテレビ画面から交互に伝えられる。どこか変ですよね。お仕事と言ってしまえばそれまでですが、ニュースを見るたびに複雑な気持ちになっていました。 

◆自己責任で
行動制限が無いと言うことは、言葉を変えれば、全て自己責任ですよ、と言われているように感じます。

2年間、新型コロナウイルス対策は十分学んだでしょ、従って、学んだ感染予防対策をしっかりとって経済社会活動との両立ために頑張って。と言われているようにも思います。寧ろ、煽られていると言って良いかもしれません。

また、コロナと夏風邪は見分けがつかないなどとも言っていましたので、もはやコロナは風邪、若しくはインフルエンザと同じかもしれません。わかりませんが。もっとも後期高齢者なのでそれでも罹りたくはありません。

行動制限無しと煽られ、一方で、世界最多の感染者数と煽られ、医療逼迫と煽られ、不安は増すばかりです。

◆岸田首相も
そんな折、8月21日、岸田首相が新型コロナウイルスに感染したと言うニュースが飛び込んできました。ちょっとびっくりしましたが、先日、官房長官の感染の発表もありましたし、地元の埼玉県知事も感染されましたので、そんなに驚くことはありません。米国のバイデン現大統領もついこの前感染発表がありました。

今朝(8/24日付読売新聞)の記事によると、国会議員のコロナに感染が判明した国会議員は累計166人、結構多いですね。

◆息苦しい世の中
そして、SNSなどネットでは、鬼の首でも取った如く、言いたい放題の誹謗中傷とNHKニュースが報じていました。

今の世の中、人に何かあると、一斉にバッシングする。ことは感染症です。誰が罹っても不思議ではありません。

本当に息苦しい変な世の中になったなぁ、とつくづく思います。これでは、某内親王が国外へ逃避行するのも頷けます。

また、テレビは報じませんが岸田首相の感染について、中国の習近平国家主席や李克強首相からお見舞いの電報が届いているそうです。このときばかりは礼儀を重んじる国を感じます。日本の一部の人たちは器が小さいですね。

◆全数把握見直し
感染確認者の急増を受けて、全ての感染確認者を把握する、いわゆる全数把握を見直すとも言われています。事務処理が追いつかず、医療機関や保健所などがパンク状態だそうです。
今後は、自治体の判断で感染リスクの高い高齢者や基礎疾患のある方のみ詳細を把握するそうです。感染リスクの低い方たちは人数のみとのこと。

また、特定の医療機関のみ、定点観測するいわゆる定点把握も検討中とか。

事務処理が追いつかないなんて、デジタル化後進国の面目躍如ですね。あぁ情けない、河野大臣頑張ってください。

そんなこんなで煽られ続けた暑い夏ももうすぐ終わりです。

日々ご苦労されていらっしゃる医療従事者の皆様、日々の生活を支えて頂いている多くの皆様に感謝し、新型コロナウィルスの感染拡大の一日も早い終息を願っています。


終わり



今年の夏は忘れられない特別な夏・・・

2022-08-20 19:30:00 | 日々の徒然
夏休みも早くも終盤、時候の挨拶も残暑見舞いになりました。今年の夏は、私にとって忘れられない特別な夏となりました。
◆猛暑と愛猫の死
梅雨が早々と明けたと思ったら、6月下旬頃から猛烈な暑さ、この暑さのせいか、6月30日、我が家の愛猫が18歳3ヶ月の天寿を全うしました。昨年末頃から持病の腎臓病が悪化、週に2度ほど点滴のため動物病院に通っていましたが、6月下旬の季節外れの猛暑で力尽きました。

最後の数日間は、猛暑の中、痩せこけて小さくなった身体で懸命に生きようとする姿を見て、見ているのも辛かったですが、自分も元気に頑張るゾ、と、逆に励まされたような気持ちになりました。

そして、小さなお骨になって、我が家に戻ってきましたが、今でもそのへんに隠れているように思え、少しロスの状態が続いています。😹
さらに、

◆衝撃的な出来事
7月8日午前、衝撃的な出来事が起きました。安倍晋三元総理銃撃事件です。
夏の参議院議員選挙の投票日を2日後に控えた7月8日(金)の午前11時半過ぎ、スマホに「安倍元総理が選挙遊説中に倒れた」とのYahooニュースのプッシュ通知がありました。

「暑いから熱中症か何かかな」と、ニュースを見るとどうやら銃撃されたようだと言う内容の速報記事でした。 

こりぁ大変とテレビをつけると、現場は奈良県西部の近鉄大和西大寺駅前ロータリー付近でした。

◆あっ あの場所!
この現場は、今から10年程前に奈良大学通信教育部に在籍していた頃、夏のスクーリングの折、駅の近くの商業ビルにある「奈良時代、称徳天皇の発願で建立されたとされる尼寺『西隆寺』の回廊跡」の遺構を見に行ったことがあり、平城宮跡も近いことから数回行ったことがありました。テレビを見て「あっ、あそこだ」と、思わず声を上げました。

テレビ画面からは、現場の騒然とした雰囲気が伝わってきました。犯人はその場で取り押さえられ、山上徹也(41歳)容疑者と氏名が明らかになりました。

参院選の投票日を2日後に控えていた日だったので、テレビ画面からは「民主主義への挑戦だ」とか「言論封殺だ」と言う言葉が飛び交いました。そして、当然、政治的な背景は? と関心が高まりました。

何しろ投票日間近でしたので、「特定の宗教団体に恨みがあり、安倍元総理が関係していると思い、狙った」と言う供述のみで、詳細は選挙後に持ち越しになりました。

安倍元総理は、心肺停止の状態でドクターヘリーで奈良県橿原市の奈良県立医科大学附属病病院へ搬送され、昭恵夫人の到着を待っていたかの如く午後5時過ぎ、訃報が流れました。享年67歳。まだまだ十分働ける歳です。

特別、安倍元総理を支持していたわけではありませんが、持病を持ちながら、地球を俯瞰する外交を展開、むしろ海外でイキイキとご活躍されました。その点は評価していました。

◆人の世の儚さ
歴代最長の総理大臣を務めた元権力者も直前までお元気に演説をしていたのに、一発の銃弾で倒れ帰らぬ人となりました。世の中の不条理、生命の儚さを痛感しました。
我が家の愛猫も同じです。生けとし生けるもの、生命には限りがあることをあらためて実感しました(猫と一緒にしてすみません)。

◆卒テレビ
その日は、この事件を夕方まで約半日間、テレビをつけて視ていました。そして、この事件をきっかけにテレビを視るのが何となく辛く、嫌になりました。

今はニュース、天気予報、昔の朝ドラ視聴など短時間しかテレビをつけません。でも何の不自由も感じません。そんなものです。もう卒テレビです。

そして、その後、この事件は思わぬ展開となり、宗教団体を巡って政治と宗教と言ったセンシティブな問題に発展、テレビ屋さん、テレビ芸人さんたちがワイドショーなどで、嬉々としていろいろなことを言っているようです(テレビを視ないのでわかりませんが)。

そして、一部の野党界隈も無念の死を遂げた故人を悼むことなく政治問題化しているようです。残念ですね。

以上、翁のいつもの戯言です。ご放念頂けると幸いです。

終わり


戦争を知らない子どもたちも今や後期高齢者・・・

2022-08-16 19:30:00 | 日々の徒然
昨日、8月15日は77回目終戦記念日でした。約310万人の戦没者を出した太平洋戦争の終戦から77年、徐々に戦後が長くなってきました。

◆戦争を知らない子供たち
約半世紀前、ジローズが、

戦争を知らずに僕らは生まれた 

戦争を知らずに僕らは育った

大人になって歩き始める

平和の歌を口ずさみながら

戦争を知らない子どもたちさ〜♪

ー以下略ー

(『戦争を知らない子供たち』作詞:北山 修  作曲:杉田二郎)

 
と歌った戦後生まれの子供たちも最早「後期高齢者」となりました。

私もこの歌詞のように戦争そのものは知りません。

それでも、戦後の両親の苦労は幼かった私にもなんとなくわかりました。

とにかく物がない時代、特に食べるものもありませんでした。でも、両親のおかげで栄養失調にならずに済みました。ひもじい思いはありましたが、すいとんや雑炊、さつま芋、などでお腹を満たしていました。

繁華街の街角では傷痍軍人さんたちがアーコデオンを奏でながら募金を募っていました。電車の中でも見かけました。子ども心に少し怖かった思い出があります。終戦後と聞くとそんな光景が蘇ります。

平和とは
そして、戦争は二度とごめんだと思ってきましたが、ベトナム戦争、湾岸戦争、アフガン戦争、イランイラク戦争、シリアの内戦、そして、今年のロシアのウクライナへの侵攻、形は変われど、何度も戦争を見てきました。

特に、今回のウクライナ侵攻でロシア大統領は、核の使用も辞さないと明言、核兵器の脅威が現実味を帯びてきました。

東アジアでは台湾を巡って米中間での非難合戦が続いています。

我が日本としては、唯一の被爆国として、不戦の誓いを堅持し、世界平和のために貢献して欲しいと願っています。

◆本当に戦争を知らない若者たちへ
国連安保理で常任理事国同士が互いを非難しているようじゃ、いつになったら平和な世界が訪れるのか、わかりません。

常任理事国が拒否権を盾に何も決められない組織は、見直しあるいは一度解体して新しい組織に組み直しが必要だと思います。

そして、今回のウクライナ侵攻でもわかるように、戦場で生命を亡くすのはいつも若者たちです。

平和で自由を謳歌している日本の若者たちは、戦争を知りません。ウクライナで起きていることに目を背けないで、戦争の恐ろしさ、虚しさ、愚かしさをしっかりと見て、平和の尊さを実感して欲しいですね。

そうしないと、いつか自分たちもそうなります。

なぜなら、いくら平和を叫んでも戦争は起きます。それは、歴史が証明しています。残念ですが。

そして、ある日突然ミサイルが飛んでこないとも限りません。

それでも世界で起きていることを我が事として捉え、若者が声を上げ続け、平和を訴えていくしかありません。年寄りでは時間がありませんので。



終わり


























 






お盆休みになると思い出すあの日のこと・・・

2022-08-12 19:30:00 | 日々の徒然
◆お盆休み
関東地方は連日の猛暑で、外にいるとまるで鉄板の上にいる"たいやきくん”のようです(大袈裟ですが)。

一方で、東北地方では、大雨で大きな被害が生じ、お盆どころではないかもしれません。本当に大変な状況で、お見舞い申し上げます。

また、明日にも台風8号が関東地方に接近すると報じられていますので、それも心配です。

昨日(8月11日)は山の日、お盆休みが始まりました。

今年の夏は、3年ぶりに、いわゆる行動制限のない夏休みということで、久しぶりに、帰省ラッシュ、出国ラッシュの様子が報じられています。

おじいちゃん、おばあちゃんに会いたい、孫に会いたい、家族や友人に会いたい、都会を離れて、夏を満喫したい、などなど、この一週間は人の動きが一番活発になる時期ですね。

しかし、かく言う私は、お盆は今年もステイホームになりました。関東地方は新型コロナウイルス感染判明者が急増していますので、お盆の時期は家にいることにしました。

夫婦とも高齢者であり、4回目のワクチン接種は済ましていますが、各県の感染確認者を見ると外出を躊躇します。この時期は 何処へ行っても密になりますので、エアコンの効いた部屋で冷えたビールでも飲んで、ゴロゴロすることにしました。  
そして、

◆あの日
今日8月12日は、忘れもしない、日航ジャンボ機墜落事故が発生した日です。
今から37年前の昭和60年(1985)8月12日(月)夕方、帰省客、ビジネス客を乗せたジャンボ機が群馬上野村の御巣鷹の尾根に墜落、乗員乗客524人(乗員15人、乗客509人)、うち奇跡的に助かった4人の方を除く520人もの尊い生命が失われました。
犠牲者の中には国民的歌手の坂本 九さん、阪神タイガースの中埜肇球団社長もいらっしゃるなど、とても衝撃的な事故でした。

◆帰宅途中に
あの日は月曜日、一週間のお盆休みの初日でした。
私の職場では交代で夏休み(お盆休み)を取っており、私は後半組でしたので、あの日は出勤、午後6時過ぎに職場を出て、電車に乗って帰宅途中でした。

当時はもちろんスマホなどはありませんでしたので、何時も携帯ラジオでニュースなどを聴きながら帰っていました。6時半から7時近くでしたか、NHKラジオのニュースで、日航ジャンボ機の機影がレーダーから消えたとのニュースがありました。

えっ一体なにが起きたの? と思いましたが、生憎、地下鉄部分に入り、ラジオでは聞き取れませんでした。ようやく地上に出て再びラジオのイヤホンを耳に入れると、大阪伊丹空港行きのジャンボジェット日本航空123便(ボーイング747SR -100型機)が墜落したらしいとのニュースでした。 

◆奇跡も
帰宅し、テレビをつけると、どうやら、関東北部の山の中に墜落した。翌日朝から捜索すると報じられていました。

そして、翌日は朝から墜落現場となった御巣鷹の尾根の凄惨な現場の様子が報じられて、結構ショックでした。

そんな中、お昼休みにテレビで奇跡的に4人の方の生存が確認されとのニュースかあり、ヘリコプターで吊り上げる救出劇を見て、少し救われたような気がしました。

確か客室乗務員の方、それと女のお子さんがいらっしゃつたと記憶しています。
とにかく、世界的にも最悪の航空機墜落事故ということで、世間の耳目を集めました。

一連のニュースの中で、圧力隔壁、金属疲労、ダッチロールなどの言葉が飛び交っていたことを思い出します。
この大事故で、もともと飛行機が苦手な私の飛行機嫌いに拍車がかかりました。

◆そして現在でも
また、今年4月に、北海道の知床観光遊覧船の悲惨な沈没事故があり、多くの人命が失われました。遭難した半数の方の安否も不明のでままです。
これらのニュースに接する度に、人の生命を預かる事業者の方々には、乗客の安全を第一に、この様な事故が二度と起きないようにして欲しいと願っています。

また、お休みに何処かに出かけるとついつい気が緩みがちです。
交通事故など、事故に遭わないように気をつけて行動制限の無い夏を楽しんでください。

そして、感染対策も忘れずに。

終わり