企業会計基準委員会が「企業結合に関する会計基準」と関連する会計基準の改正案を、11日に公表したという記事。
「現行の会計基準では、子会社株式を追加取得した場合や一部売却した場合の他、子会社の時価発行増資等の場合には損益取引としている。だが、今回の公開草案では、それらを損益取引とせず資本取引として扱うようにした。これによって、親会社の持分変動による差額は、資本剰余金に計上することになる。また、現行の会計基準における「少数株主持分」を、公開草案では「非支配株主持分」に呼称も変更した。」
追加取得は現行基準でも通常、損益は計上されませんが、やはり「損益取引」というのでしょうか。手元の簿記の本をみると「交換取引」という用語があるようですが・・・。改正後は「資本取引」というのは正しいと思います。少数株主(非支配株主)への資本の払い戻しということでしょう。
「当期純利益の表示についても変更があり、現行の会計基準における「少数株主損益調整前当期純利益」が、公開草案では「当期純利益」と変更された。現行の会計基準における「当期純利益」は、公開草案では「親会社株主に帰属する当期純利益」に変更される。」
当サイトでもできるだけ早めにまとめを掲載したいと思います。
企業会計基準公開草案第49号(企業会計基準第21号の改正案)
「企業結合に関する会計基準(案)」及び関連する他の会計基準等の改正案の公表(企業会計基準委員会)
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