スーパーを運営する「ビック・ライズ」という会社とその関連会社が、税務当局から所得隠しを指摘されたという記事。役員が架空人件費計上などにより会社の資金を横領していたようです。
「神奈川や東京でスーパー「食品館あおば」を運営する「ビック・ライズ」(横浜市)と関連会社が東京国税局の税務調査を受け、2013年10月期までの7年間で約3億2千万円の所得隠しを指摘されたことがわかった。ビック社の元役員2人が架空の人件費を計上して資金を捻出し、個人的な生活費に流用するなどしていたという。」
「ビック社などによると、元役員2人は、知人が店舗で働いているように装って給与を支払ったり、架空の運送費を支出したりして、自分の口座に入金。自宅の修繕費を店舗の改装費に紛れ込ませて計上することもあった。国税局は、経営に関わる役員の不正であることから、会社の所得隠しと認定したとみられる。」
個人的な犯罪により損害が生じただけでなく、税務上のペナルティまで科されてしまったということになります。
スーパーで裏金3億円、元役員2人が架空計上 追徴課税(日経)
「同国税局は、役員の不正は会社による仮装隠蔽を伴う所得隠しにあたると判断。重加算税を含む約7千万円を追徴課税した。ビック社は修正申告し納付をすませた。」
「同社は「不審な経理が社内で見つかり、国税局に相談した。管理体制を強化し再発防止に努める」としている。」
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