会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

消費税1億円不正還付、腕時計免税店を告発 東京国税局(朝日より)

消費税1億円不正還付、腕時計免税店を告発 東京国税局

約1億円の消費税不正還付を受けようとした時計店運営会社とその実質的経営者が摘発されたという記事。

「関係者によると、同社は昨年8~11月、免税店で1個100万円前後の高級腕時計を多数の中国人観光客らに販売したように帳簿を作成。十数億円分を仕入れ、それをやや上回る売り上げがあったように仮装して、仕入れ時に負担したとする消費税約1億300万円の還付を申告した。

東京国税局は、仕入れ先との間で商品と資金を循環させる架空取引を行うなど事業実態がないと認定したという。」

利益が出るとそれに税金がかかってしまうので、仕入と売上をほぼイコールにしていたのでしょう。記事からすると、十数億円の架空売上、1個100万円で千個分超となりますが、それだけの免税売上の書類を偽造したのでしょうか。それとも、そんな手間をかけなかったために、発覚してしまったのでしょうか。

記事によれば、消費税率引き上げで、当局は不正還付の増加を懸念しているそうです。
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