コーナン商事(東証1部上場)の社長が不明朗取引の責任をとって辞任する意向だという記事。
第三者委員会の報告書が公表されたようです。
「コーナンは今月6日、第三者委員会の報告書を公表。女性が、自らの親族や知人が関わる中国の企業と不利な取引を進め、コーナンに損失を与えたことが判明した。
報告書は女性名義の口座記録などから、2億円を超えるリベートを取引先から受け取った疑いがあると指摘。また、女性が購入した堺市内の土地や上海のマンションをコーナンが借り、女性側に賃料などが支払われた問題では、疋田社長が便宜を図った可能性があると指摘した。問題が見過ごされた背景に疋田社長と女性の親密な関係があったことにも触れ、「内部統制が機能していなかった」と結論付けた。」
経営トップが関与した事件なので、「内部統制が機能していなかった」というよりは、内部統制の限界なのかもしれません。
「1978年の設立以来、社長を務め、ワンマンと言われる疋田社長。複数の社員は「公私混同が目に余っても、社長の意見は絶対で、誰も逆らえない雰囲気だった」と話す。トップ交代を機にこうした風通しの悪い組織体質を一掃することが求められる。」
社長の長男が昇格するそうですから、実態はどれだけ変わるのでしょうか。
第三者委員会の調査報告書受領に関するお知らせ(PDFファイル)
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