ミスターマックス・ホールディングス(東証1部)のプレスリリース。
昨年12月に開示していた従業員による会社資産の不正流用疑義に関する調査報告書を受領したとのことです。調査報告書(約40ページ)も添付されています。
「社内調査委員会の調査の結果、当社従業員 2 名が取引実態のない請求を取引先に指示して当社に 101 百万円の支払をさせ、上記従業員の 1 名が個人的に取得し、あるいは取引先にプールして支払の補填に充てるなどしていたことが判明いたしました。また、上記 2 名は、これ以外に、取引先 2 社から個人的なリベートを取得していました。本件における当社内の関与者は、上記 2 名のみです。」
不正行為による影響額は、2021 年 2 月期第 3 四半期決算において計上予定です。
不正発覚のきっかけは、本人からの自己申告だったようです。
「株式会社ミスターマックス・ホールディングス(以下「当社」という。)は、2020 年11 月 25 日、当社情報システム部長甲(以下「甲」という。)の申告により、甲が複数の取引先からリベート等として不正に金員(このような不正なリベートを以下「リベート」という。)を受領し、一部の取引先に対して金員をプール金として預けていた疑いがあること(以下「本件事案」という。)を認知した。」(報告書1ページ)
不正取引には3つのパターンがあったそうです(7ページ)。
「① 当社と特定取引先との直取引からの不適切なリベート
② 大口取引先経由での実態のない取引を用いた特定取引先からの不適切なリベート
③ 大口取引先経由での実態のない取引を用いた特定取引先での資金の備蓄と損失補填」
①~③の説明図(8~9ページ)。
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