過年度決算の訂正に関するお知らせ(PDFファイル)
B l u e M e m e(東証グロース)のプレスリリース(2024年5月29日)。
過年度決算の訂正を行うとのことです。訂正報告書は、会計監査人である EY 新日本有限責任監査法人による監査及びレビューが終了次第、2024 年 3 月期の有価証券報告書の提出期限である 2024 年 6 月 30 日までに関東財務局へ提出するそうです。
訂正理由。収益認識会計基準の適用が一部間違っていたようです。
「当社では、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第 29 号 2020 年3月 31 日)が適用された2022 年3月期の期首より、長期契約を含むライセンス取引において単年度ごとに収益認識を行ってまいりましたが、ライセンスの契約内容や運用実態から会計処理を再検討したところ、契約時における一括収益認識が適切な会計処理であることが判明いたしました。また、本来ソフトウェアライセンス販売に分類される取引の一部がプロフェッショナルサービスの収益として集計・表示されていたことが判明したことから、過年度の有価証券報告書等を訂正するものです。
なお、過年度決算の訂正に際しては、上記以外の過去の誤謬について必要と認められる訂正を併せて行っております。」
2023年3月期通期で影響額を見ると...(単位:百万円)
契約時一括収益認識への訂正なので、利益がより早期に計上されるのでしょう(累計で73百万円(純資産への影響額))。
(細かいことをいうと、必ずしも「契約時=支配移転」ではないでしょうから、やや不正確のような気もしますが、そういう言葉の使い方が一般的なのでしょうか。)