厚生労働省の本省や出先機関で高額な機器を不適切に廃棄していたという記事。
「厚労省では昨年、三つの研究機関で高額の機器合計1293件(購入価格27億6千万円)を不適切に廃棄していたことが発覚。ほかの部署も調べたところ、国立の障害者リハビリ施設や本省、労働局など20部局で、1956年度から昨年度までに購入した高額機器(同50万円以上)の約14%にあたる1161件が、台帳に記載されているのに実物がなかった。中には、診断用X線装置(同6850万円)も含まれる。」
固定資産は毎期棚卸をやらないことが多いでしょうから、民間企業でも起こり得る話です。厚労省の場合は「大半は、庁舎移転や機器更新時に廃棄した」のだそうですが、廃棄が生じそうな場合には、念入りにチェックする必要がありそうです。
ただし、民間企業の場合、今は備忘価格まで償却することになっているはずなので、損益上の影響はあまりないのかもしれません(耐用年数が過ぎた備品の場合)。
高専不正経理:18校で裏金など1億7000万円(毎日より)
「51校の備品の管理状況を調べたところ、全校で無断廃棄など不適切な行為が発覚。管理台帳に記録しないまま、計約6億9000万円の備品が捨てられるなどしていたという。」
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