パソナの委託先が3自治体に10億円の過大請求 ワクチン受付業務で
人材サービス大手のパソナが、新型コロナウイルスのワクチン接種関連の業務で、水増し請求を行っていたという記事。
再委託先が虚偽の報告をしていたということになっています。
「人材サービス大手のパソナ(本社・東京)は10日、新型コロナウイルスのワクチン接種の電話受け付け業務をめぐり、同社が再委託していた業者が、虚偽の報告に基づく水増し請求をしていたと発表した。その結果、大阪・兵庫の3市に対し、委託料計約10・8億円を過大請求していた。」
ひどい水増しだったようです。
「枚方市によると、昨年11月、1日あたり3500件のワクチン接種の予約に関する電話を受けたとの報告がパソナを通じてあったのに、実際に予約したのは約750人にとどまる日があった。不審に思った市側の申し出をうけてパソナが調査したところ、再委託先のエテルが実際に派遣したオペレーターの人数が、報告よりも下回っていたことが判明した。」
氷山の一角?
記事によれば、昨年11月の時点で、パソナもこの問題を把握していたそうです。
パソナグループの2023年5月期 第2四半期決算短信(1月13日)をみると、営業利益は約67億円です。水増し請求の訂正を反映した数字なのでしょうか。会社が2月10日に出したプレスリリースによると、影響軽微とのことですが...
当社子会社の受託案件における委託先事業者による過大請求について(2月10日)(パソナグループ)
「本件が当社2023 年5月期通期連結業績に与える影響は軽微です。」