会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

コロナ融資4.2億円詐取、ランボルギーニなどに散財の米国人逮捕(Forbesより)

コロナ融資4.2億円詐取、ランボルギーニなどに散財の米国人逮捕

(米国の話ですが)新型コロナ対策の政府の資金支援を不正に利用した男が逮捕・訴追されたという記事。

「不正利用が発覚したのは、雇用の継続を目的に中小企業局(SBA)の保証で企業に融資する「給与保護プログラム(PPP)」と呼ばれる制度。一定の条件を満たせば返済は免除される仕組みで、これまでに数千億ドルの予算が投じられている。

捜査当局の訴追請求状によれば、容疑者のデヴィッド・T・ハインズは、従業員の給与支払いに充てるとしてPPPで約1350万ドル(約14億円)の融資を申し込んでいた。しかし、その従業員は存在しなかったり、請求額のごく一部しか給与を受け取っていなかったりしたという。州政府や銀行の記録では、ハインズは当該期間に給与の支払いはほぼまったく行っていなかった

銀行側はハインズの申請3件を受理し、合計で398万ドルほどの融資を受けていた。ハインズは4社で計70人の従業員を雇っているとしていたが、少なくとも1社は活動を停止しており、ウェブサイトを開設している企業は1社もなかったという。

米連邦捜査局(FBI)によると、ハインズはこの資金を私的に流用し、出会い系サイトや高価な宝飾品、衣料品店での買い物などで散財していた。入金から数日のうちに、イタリアの高級車メーカー、ランボルギーニのスーパーカー「ウラカン」の2020年モデルも約32万ドル(約3400万円)で購入していた。

このほか、書類には「ママ」とだけ記載されている人物に3万ドル(約310万円)を支払っていたことも確認されたという。」

日本でも持続化給付金の不正で大学生がつかまっていますが、米国にならって、もっと大物を摘発しないと、一罰百戒にはならないでしょう。

$8.5 Million PPP Loan Recipient Went To Vegas, Accused Of Fraud According To DOJ(Foebes)

Recently, the U.S. Department of Justice arrested a Los Angeles man who concocted a scheme to raise $8.5 million in PPP loans that looked like they were based on pure fakery.

By using aliases to submit fraudulent applications on behalf of a number of companies, the fraudster applied for PPP loans. According to court documents, he made “numerous false and misleading statements about the companies’ respective business operations and payroll expenses.” He also submitted “fake and altered documents” in support of the applications, including “fake federal tax filings and employee payroll records.”

当サイトの関連記事(米国の同様の不正摘発事例について)(注:リンク誤り修正しました。)
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