イタリアの「ドルチェ&ガッバーナ(Dolce & Gabbana)」というファッションブランドの創業者が、脱税容疑で、禁固刑を求刑されたという記事。
「同ブランドのドメニコ・ドルチェ(Domenico Dolce)、ステファノ・ガッバーナ(Stefano Gabbana)両氏は、ブランド経営のため、2004年と2005年にルクセンブルクのペーパーカンパニー「Gado」を利用して税を逃れたとして起訴されている。取り調べは2007年の税務調査から始まり、2010年に完了。同件では他5人が起訴されている。
伊ANSA通信によると、担当検事は「彼らこそ事業で最も多くの利益を得ている張本人だ。Gadoは節税のために設けられた実体のない会社」とコメントしている。」
脱税したとされる金額は、約10億ユーロだそうです。
アップルのようなITの会社だと、利益の源泉である知的財産権の名義を税金の安い国に移して節税することが可能なのでしょうが、詳細はわかりませんが、デザイナーの場合は「本人=知的財産」であり、そういう方法は無理なのかもしれません。
Dolce and Gabbana in court over tax charges(英ガーディアン紙)
「2人は、法人税の税率が世界で最も高い部類に入るイタリアで納税することを避けるため、「D&G」と「Dolce & Gabbana」というブランドを、ルクセンブルグで2004年に設立されたペーパー・カンパニーGado社に売却したと、検察は主張している。」
Prosecutors say the two sold the D&G and Dolce & Gabbana brands to shell company Gado, set up in 2004 in Luxembourg, to avoid paying taxes in Italy – where corporate tax rates are some of the highest in the world.
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