最高会計責任者(CAO)が就任1ヶ月で退職するなどで不安が高まり、米テスラ社の株価が大幅に下がったという記事。
「テスラはこの日(9月7日)、約1カ月前にCAOに就任したばかりのデイブ・モートン氏の退職を発表。規制当局への提出文書によると、モートン氏は「世間の注目度と仕事のペースは予想を超えるものだった」と説明。「テスラ指導部などと不和はない」としている。」
「モートン氏離職のニュースが伝わる前には、マスクCEOがコメディアンのジョー・ローガン氏と2時間半にわたるウェブ生番組でウィスキーを飲み、マリファナ(大麻)を喫煙したことがソーシャルメディア上で大きな話題となった。
また、ブルームバーグは、休暇中だったテスラの最高人材責任者(CPO)、ギャビー・トレダーノ氏が職場に復帰しないと報じた。同氏も約1年前に就任したばかり。」
別記事によれば、カリフォルニア州では、マリファナは合法だそうですが、それにしても非常識です。
Tesla Chief Accounting Officer Dave Morton resigns after just a month, stock drops 9 percent(CNBC)
退任したCAOの発言。財務報告に関して意見の不一致があったわけではないともいっています。
"Since I joined Tesla on August 6, the level of public attention placed on the company, as well as the pace within the company, have exceeded my expectations," Morton said in the filing. "As a result, this caused me to reconsider my future. I want to be clear that I believe strongly in Tesla, its mission and its future prospects, and I have no disagreements with Tesla's leadership or its financial reporting."
しかし、空売り会社からは虚偽情報の発表があったといって訴えられています。
シトロン、テスラとCEOを提訴 「株価操作で空売り筋に火傷」(ロイター)
「空売りを専門とする米投資情報会社シトロン・リサーチ率いるアンドリュー・レフト氏が6日、電気自動車(EV)メーカー大手テスラ(TSLA.O)と同社のイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)を提訴した。
レフト氏は集団訴訟を提案する訴状で、マスクCEOが空売り筋に「火傷」を負わせようとし、不正にテスラ株式非公開化計画を策定したと主張。さらに、マスクCEOが誤解を招く虚偽の情報を発表したことは空売り筋だけでなく、テスラ株上昇を見込む投資家にも悪影響を及ぼしたとの考えを示した。」
こちらもテスラをターゲットにしているから売り投資家を取り上げた記事。
ドローンも駆使、空売り筋「ヘイター」のテスラ包囲網(DOL)(ロイター配信)
テスラ氏はカリスマとはいえ、経営者失格という印象です。他方、こちらの中国のカリスマ経営者は、まだ若いのに第一線から退くそうです。
退任観測のアリババ馬会長、後継者プラン発表へ 香港紙 (日経)
「アリババが2016年に買収した香港の英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)は8日夜、馬氏が54歳の誕生日を迎える10日に後継者に関する戦略を発表すると報じた。具体的に後継者を指名するかどうかは不明だ。
米紙ニューヨーク・タイムズは7日、馬氏が10日に会長退任を発表すると報じていた。SCMPはアリババ広報の話として「馬氏は会長に残る」と伝えた。アリババが傘下の香港紙を通じ、馬会長の即座の会長退任を事実上、否定したものとみられる。」
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