会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

AIによる会計仕訳の異常検知技術の特許取得(新日本監査法人)

AIによる会計仕訳の異常検知技術の特許取得

「EYのメンバーファームである」新日本監査法人が、特許を取得したというプレスリリース。

どういう特許か...

「当該異常検知技術(アルゴリズム)は、仕訳データから被監査会社の取引パターンを学習し、パターンから乖離する仕訳を自動的に識別するもので、EY新日本ではこの技術を用いて会計仕訳の異常検知を行うシステム「Helix GL Anomaly Detector (GLAD)」を開発し、2017年10月からパイロット運用を開始しています。GLADの導入により、監査チームはリスクの高い仕訳に集中することができ、また監査人が過去の経験に基づき仕訳を抽出する手法と比べ、会社の特性に応じたリスクの識別や、人間の思い込みの排除が可能となり、検出精度の向上に貢献することができます。」

ということで、さしあたり、監査手続上、仕訳テストに使われる技術のようです。

今後は、Continuous Auditingを目指すのだそうです。

「今後、被監査会社のシステムと監査法人のデジタル監査プラットフォームをタイムリーに連携させることで、取得したデータをリアルタイムに分析し、早期に本社や海外を含む子会社におけるリスクを被監査会社に伝えるContinuous Auditingを目指していきます。」
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