会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

架空取引で詐欺容疑、ダイワボウ系元社員を逮捕(日経より)

架空取引で詐欺容疑、ダイワボウ系元社員を逮捕

架空取引で約1億4100万円の手形を振り出させたという詐欺容疑で、ダイワボウホールディングスのグループ会社の元社員(56歳)が逮捕されたという記事。

すでに開示されていた架空循環取引のうちの一部を立件したようです。

「ダイワボウHDは2020年9月に不正を公表。同HDが設置した調査委員会の報告書では、××容疑者が14~20年に架空循環取引をしていたと認定した。一連の損失額は約20億円に上るとしている。不正発覚後、同容疑者を懲戒解雇し、今年2月に府警に告訴していた。」

「逮捕容疑は20年3月下旬、以前から付き合いがあった取引先約1万6800点の衣料品の注文を受けたとする架空取引の請求書をダイワボウノイ(当時)に送るよう指示。同4月中旬に大和紡績の経理担当者から取引先に約1億4100万円の手形を振り出させ、財産上不法の利益を得させた疑い。」

手形に着目すれば、融通手形ということになるのかもしれません。

「循環取引」で1・4億円流出疑い、ダイワボウ子会社元副部長逮捕(産経)

「府警は流出総額が数億円にのぼるとみて実態解明を進める。」

「府警によると、××容疑者は平成26年ごろから循環取引を開始。繊維関係の同業者など7社を巻き込んで資金だけを動かす架空の売買を繰り返していたという。」

当サイトの関連記事(2020年)(調査報告書受領について)
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