会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

稼働が1年超遅れたグリコの基幹システム刷新、投資額は当初比1.6倍の342億円に(日経クロステックより)

稼働が1年超遅れたグリコの基幹システム刷新、投資額は当初比1.6倍の342億円に(記事前半のみ)

江崎グリコのシステム障害は、SAPの新しいシステムへの更新トラブルが原因だそうです。

「江崎グリコの基幹システムで障害が続いている。物流センターでの出荷業務が一部停止し、看板商品である「カフェオーレ」や「プッチンプリン」など冷蔵商品が出荷できない状態に陥っている。原因は旧基幹システムから独SAPの「SAP S/4HANA」への切り替えに伴うトラブルだ。江崎グリコの開示資料からは、この基幹システム刷新プロジェクトが稼働前から「難産」だったことがうかがい知れる。」

有報から、投資規模が読み取れるようです。2023年12月期の有報によると、投資予定額は342億円にまで膨れあがっているそうです。(ちなみに、2023年12月期連結売上高は 332,590百万円、当期純利益は 14,133百万円)

当社グループにおけるシステム障害について(江崎グリコ)

これは別のシステム障害。

Vポイント、CCC運営アプリでも不具合 一部接続不能に(日経)

「カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)は23日、「Vポイントアプリ(旧Tポイントアプリ)」で不具合が起きていると発表した。サーバーへのアクセスが集中し、一部顧客のアプリでアクセスできなくなった。Vポイントを巡っては三井住友フィナンシャルグループ(FG)が運営するアプリでもトラブルがあった。」

コメント一覧

リベラルアーツ関係
最近はChatGPTや生成AI等で人工知能の普及がアルゴリズム革命の衝撃といってブームとなっていますよね。ニュートンやアインシュタインの理論駆動型を打ち壊して、データ駆動型の世界を切り開いているという。当然ながらこのアルゴリズム人間の思考を模擬するのだがら、当然哲学にも影響を与えるし、中国の文化大革命のようなイデオロギーにも影響を及ぼす。さらにはこの人工知能にはブラックボックス問題という数学的に分解してもなぜそうなったのか分からないという問題が存在している。そんな中、単純な問題であれば分解できるとした「材料物理数学再武装」というものが以前より脚光を浴びてきた。これは非線形関数の造形方法とはどういうことかという問題を大局的にとらえ、たとえば経済学で主張されている国富論の神の見えざる手というものが2つの関数の結合を行う行為で、関数接合論と呼ばれ、それの高次的状態がニューラルネットワークをはじめとするAI研究の最前線につながっているとするものだ。この関数接合論は経営学ではKPI競合モデルとも呼ばれ、様々な分野へその思想が波及してきている。この新たな哲学の胎動は「哲学」だけあってあらゆるものの根本を揺さぶり始めている。こういうのは従来の科学技術の一神教的観点でなく日本らしさとも呼べるような多神教的発想と考えられる。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最近の「企業会計」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事