生活保護費着服事件で大阪府河内長野市の職員が逮捕されたという記事。約2億6千万円が使途不明とのことです。
「市によると、××容疑者は09年1月~11年3月まで生活福祉課で生活保護費の支給業務を担当。同容疑者が異動後、市の保護費は前年度より約7500万円減少。市内の受給世帯数は増加しており、市は同容疑者が担当を外れたことで着服が止まったとみている。」
これこそ、分析的手続で発見できそうな事例です。
「逮捕容疑は、10年5~11月、保管していた同市生活福祉課長名義の口座から十数回にわたり、現金計約400万円を引き出し、着服した疑い。横領した現金はすべて市役所に設置されたATMで出金していた。
市によると、同容疑者が異動後の11年4月、元受給者の男性に1度に約5千万円を支給した記録が判明。不審に思った別の職員が上司に報告したが、上司はエラーと思い込み放置。12年8月のシステム更新時にもエラーが確認され、内部調査をしたところ不明朗な支出が発覚した。」
内部統制がほとんどなかったような感じです。去年の8月に再度異常が確認されたのに、いままで時間がかかっているというのも不思議です。
河内長野市:市職員を逮捕 生活保護費着服の疑い(毎日)
「・・・容疑者は、生活保護費の加算分の申請書類や受給者の領収書を偽造して不正支出し、市役所内の現金自動受払機(ATM)から現金を引き出していたとみられる。市によると、09年1月~11年3月、計約2億6600万円が約1300件に分けて不正支出されていた。」
最近の「不正経理」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
2000年
人気記事