米SECが、中小企業に対する内部統制規則の適用で、外部監査人による内部統制監査の義務付け(SOX法セクション404)を1年延ばすと発表したという記事。延期は5度目。中小企業というのは、株式の時価総額が7500万ドル未満の企業です。
役所で一旦決めたことは絶対に変えないというのは、日本だけなのでしょう。金融庁は、内部統制報告制度に関して「過度に保守的な対応は許さない」と会計士を脅かすことによって乗り切ろうとしていますが、それによって監査人の立場が弱まり肝心の財務諸表監査まで緩くなってしまえば、本末転倒です。
SEC Approves One-Year Extension for Small Businesses From Auditor Attestation Requirement in Sarbanes-Oxley Act(SECのプレスリリース)
プレスリリースによれば、延期の期間中に内部統制監査のコスト・ベネフィットに関する研究結果を公表するそうです。
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