東証2部上場の不二サッシのプレスリリース。
連結子会社である関西不二サッシが、不適切な会計処理を行っていたとのことです。
「当社の連結子会社である関西不二サッシ株式会社(以下、「関西不二」といいます。)の過年度の決算処理において、資本的支出を経費処理するなど、計上すべき利益の未計上等、不適切な会計処理(以下、「本件会計処理」といいます。)を行っていたことが判明いたしました。」
「当該不適切な会計処理に伴う影響は、現在調査中でありますが、2018 年度において未計上と見込まれる最終利益は、約 200 百万円と推定されます。当社は、本件会計処理の動機と詳細な事実関係の解明等、当社連結財務諸表に与える影響額および今後の再発防止策の検討を行うため、下記のとおり調査委員会を設置し、全容解明を進めてまいります。」
いわゆる逆粉飾ということになるのでしょう。税務調査か何かで指摘されたのでしょうか。
逆粉飾でも虚偽記載には違いないので、調査の上、訂正が必要ですが、資本的支出か修繕費などの費用かの区別は、会計基準に細かくルールが決まっているわけでもなく(税務の通達などはありますが)、判断の要素もあり、白黒つけにくい場合もあると思います。もちろん、何かよからぬ意図をもってやったのであれば問題です。
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