会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

日経平均株価、終値も史上最高値 836円高の3万9098円(日経より)

日経平均株価、終値も史上最高値 836円高の3万9098円(記事冒頭のみ)

日経平均株価が、史上最高値をつけたという記事。

「22日の東京株式市場で日経平均株価が史上最高値を更新した。終値は前日比836円(2%)高い3万9098円だった。企業の稼ぐ力の回復や脱デフレの期待などを背景に海外マネーが流入した。バブル期の1989年12月29日につけたこれまでの最高値(3万8915円)を上回り、初めて3万9000円台にのせた。」

日経平均34年ぶり最高値 もはや「バブル後」ではない(日経)(記事冒頭のみ)

「日経平均株価が、ついに「天井」を突き抜けた。

天井とは、多くの日本人が二度と届かないと考えていたであろう、1989年末のバブル経済の頂点で記録した3万8915円だ。その水準を超えた事実は、「失われた30年」で日本人の脳裏に染みついた「株は上がらないもの」というマインドセット(思考様式)に変化を迫るに違いない。」

日経が一番はしゃいでいるようです。

バブルの時と違うのは、監査の対象となるような企業があまり株を持っていないことでしょうか。少なくとも当時の「財テク」のような株式保有はなく、持ち合い株もだいぶ解消されているようです。バブル時の最高値後は、株を多く持っている企業は、評価減(当時はたしか税務上も低価法が認められていて、多くの会社が採用していたように思います)や強制評価減(今の用語では「減損」)に悩まされました。苦し紛れに「飛ばし」をやる会社までありました(例:オリンパス)。

今回は、今後株価が上がっても下がっても、企業の業績には直接の影響はあまりないのかもしれません。

「34年で株価10倍」142社 ゼンショーやレーザーテック(日経)(記事冒頭のみ)

号外の絵がほしかったので...

日経平均株価は「バブル超えの4万円」に挑戦へ(東洋経済)

日経平均への「下落圧力」がジワジワ強まってきた(東洋経済)

日経平均株価が最高値更新 『バブル後』という時代が終わっても、未だ実現しない『当たり前』【播摩卓士の経済コラム】(TBS)

「2000年代に入って、日本株の最大の保有者は外国人(海外勢)になりました。

だからこそ、外国人が日本経済の変化を理解し、改善が感じられる局面に、株価は上がったのです。

逆に言えば、外国人が理解できない状況では、株価は上がらないというのが、過去34年の経験則です。この点は重要なポイントです。」

「バブル期の日本は、「不思議の国ニッポン」でした。

株主は、メインバンクなどの銀行や保険会社といった金融機関、系列や持ち合いによる事業会社が中心で、過半数がそうした「安定株主」でした。

「日本ムラ」にだけ通じる論理で株価が上がった時代です。

日本独自の会計制度をとり続け、今でいうガバナンスは機能しにくい構造でした。」

持ち合いが解消されれば、持ち合いの輪の外の株主が重要になるのは、当然のことなのでしょう。

日経平均、一時史上最高値を上回る バブル期超え(毎日)

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