2023 年 3 月期第 3 四半期決算発表の延期に関するお知らせ(PDFファイル)
新日本空調(東証プライム)のプレスリリース。
職員による不適切な取引が発覚し、 2023 年 3 月期第 3 四半期の決算発表を延期するとのことです。
「当社は、2023年3月期第3四半期の決算発表について、2023年2月14日に行うべく準備を進めてまいりましたが、その過程において、当社職員1名の不適切な取引を行っている疑義が発見され、当該職員に確認したところ事実であることが判明いたしました。当該行為は、2021年1月から2022年10月までの期間に、協力会社へ25百万円の架空発注を行っていたものであります。
具体的な手口としては、次の通りであります。
① 行為者は架空発注に係る見積書を作成し、協力会社の事務担当者にこれを当社に提出するよう指示を行い当社に提出させた。
② 提出を受けた当該見積書に基づき、電子購買システム(EDI)上で発注処理を行った。
③ 行為者は EDI 上で請求処理を行うよう当該協力会社の事務担当者に指示を行った。
④ これを 2021 年 1 月から 2022 年 10 月までの期間に複数回行い、合計 25 百万円の架空発注に係る支払いを協力会社に行った。
行為者と発注業務を行った 3 名の職員、行為者の上長である課長、協力会社社長、協力会社事務担当者にヒアリングを行った結果、関与者は不正を見抜けず発注業務を行った 3 名の職員、行為者の申請を承認した上長である課長、当社に対する提出書類の発行を承認した協力会社社長の 5 名、協力者は行為者から指示を受け業務を行っていた協力会社事務担当者の 1 名のみであることが現時点で判明しております。 」
「本事案の動機は、工事現場において行為者である現場所長と作業員という関係を長時間継続していた協力会社からの業務委託者 3 名に対し、長年の労をねぎらうために退職金を支払いたいという願望によるものです。 」
すでに、社内調査委員会を設置しており、 3 月 6 日まで調べるそうです。