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【厳秘資料入手】社長の2000万円超「ハイヤー私的利用」の他にも…電通の上場子会社“乱脈経営”の真相(ダイヤモンドオンラインより)

【厳秘資料入手】社長の2000万円超「ハイヤー私的利用」の他にも…電通の上場子会社“乱脈経営”の真相(記事の一部のみ)

(有料記事のため最初の方しか読めていませんが)セプテーニ・ホールディングス(東証スタンダード)の社長による不正な経費について取り上げた記事。

すでに、会社から開示がなされていますが、それだけではないとのことです。

「佐藤社長を知る社内の関係者は、筆者の取材要請に対して匿名を条件に受け入れ、こう明かす。

「発表された文書には記載がないが、佐藤社長による不適切な経費の支出については、社長による私的利用のハイヤー代だけではなく、家族分の旅費への流用も発覚している。また、私的なフランス渡航の航空費も含まれていた」

先ほどの公表文書とは別に、筆者の手元には【厳秘】と記されたセプテーニHDの社内文書「佐藤代表取締役社長執行役員の会社ハイヤーおよび旅費交通費の私的利用に関する報告」(以下、「厳秘資料」とする)がある。セプテーニHDの監査役会から、同社取締役会へと提出された報告書だ。

この厳秘資料には、確かに今回の公表文書には掲載されていない、佐藤社長による経費の不適切利用のより詳細な内容が記されている。

さらに、筆者の手元には、もう一つ入手した文書がある。香港の投資ファンドでアクティビスト(物言う株主)であるオアシス・マネジメント(以下オアシス)が、セプテーニHDの代表取締役社長である佐藤氏に宛てた文書だ。その中でオアシスは、セプテーニHDに対して厳しく経営改善を求めている。」

会社のプレスリリース。

代表取締役による経費の不適切利用と再発防止策に関するお知らせ(2024年2月15日)(セプテーニ・ホールディングス)(PDFファイル)

「1.経費の不適切利用の概要

2023 年6月に受けた当社取締役からの指摘に基づき当社監査役会が調査を行った結果、当社代表取締役が会社経費とした費用(主にハイヤーを中心とした旅費交通費)の一部について、業務上の必要性に疑義が認められることが判明いたしました。

その後、2023 年9月に当社監査役会からの調査報告を受け、当社代表取締役を除く取締役会にて、当社代表取締役に対する処分について協議し、当社代表取締役に対して当該不適切利用に係る費用について、約2,200 万円を自主返納するよう勧告いたしました。なお、当社代表取締役は既に全額を当社に対して自主返納しております。」

事実関係については、これだけです。役員による不正の疑惑なのに、非常にあっさりしています。「自主返納」で済ませるというのも緩い処分であり、これが従業員であれば、強制的に返金させられ、かつ、重い処分を受けていたのでは。

ちなみに、監査人はあずさ監査法人です。金額はともかく、役員による不正疑惑ですから、徹底的に監査していることでしょう。

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