会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

COSO、ブロックチェーンと内部統制に関する報告書を公表(JofAより)

Evaluating blockchain and internal control through a COSO lens

内部統制のフレームワークで有名なCOSOが、Blockchain and Internal Control: The COSO Perspective (「ブロックチェーンと内部統制-COSOの見方-」)という報告書を公表したという記事。

財務報告の文脈において、ブロックチェーンの利用に関連するリスクを評価し、そのようなリスクに対応した統制をデザインし適用するのに、2013年のCOSO内部統制フレームワークを利用する方法を説明しているとのことです。

Blockchain and Internal Control: The COSO Perspective describes uses for the COSO Internal Control — Integrated Framework (2013) for evaluating risks related to the use of blockchain in the context of financial reporting and to design and implement controls to address such risks. The paper is designed to help inform decisions on oversight, risks, and internal control over financial reporting (ICFR) in a blockchain environment.

COSOのプレスリリース。

Blockchain and Internal Control: The COSO Perspective(PDFファイル)

報告書は、COSOが委託したもので、デロイトがスポンサーとなっており、デロイトの2人のパートナーが中心となって書いているようです。

報告書。

Blockchain and Internal Control: The COSO Perspective (PDFファイル)

30ページほどのものです。

5つの構成要素へのブロックチェーン技術の影響をまとめた表。



8月8日の日経の書評で取り上げていました。


(電子書籍版)

日経書評によると、ビットコイン利用者の4人に1人が匿名に乗じた違法ユーザーとの研究が紹介されているそうです。

アングル:氷見野金融庁が始動、「銀行」・「現金」・「当局」の未来図課題(ロイター)

「金融庁の氷見野良三長官がロイターのインタビューで既存の仮想通貨の規制緩和を否定したことで、仮想通貨業界から落胆の声が上がった。しかし、日銀・財務省・金融庁の連携で中央銀行デジタル通貨(CBDC)が実現すれば、仮想通貨の価格上昇につながるとの期待もある。」
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