アジャイルメディア・ネットワーク(東証マザーズ)のプレスリリース。
役員による資金流用の疑義を発表していましたが、不正を調べていた第三者委員会より中間報告を受けたとのことです。
どのような不正だったのか...
「(1) 役員Xは、2018 年 12 月期から 2021 年 12 月期に至るまで、その地位及び権限を悪用して従業員に指示し、事前に使途を明らかにすることなく、会社が小口現金として管理する現金の交付を受けて、これを私的に流用していた。その金額は、累計 1 億 3000 万円程度と推計される。役員Xは、取引先の領収書等を偽造し、これらの使途不明金によって会社の現金に不足が生じている事態を偽装したことが疑われる。
(2) 役員Xは、2018 年 12 月期及び 2019 年 12 月期において、その地位及び権限を悪用して従業員に指示し、実際には取引が存在しないにもかかわらず、ソフトウェア開発等の発注業務を偽装して、取引先に送金させる方法により会社の資金を流出させ、さらに、自己又は自己が関係する会社において当該取引先から当該業務を下請受注する外観を偽装することによって、当該取引先から自己に資金を還流させたことが疑われる。この方法により会社の資金を流出させた金額は、累計 1 億 4000 万円程度と推計される。
(3) 役員Xが 2018 年 12 月期から 2021 年 12 月期に至るまでに支出した接待交際費、旅費出張費等については、業務関連性について、役員X以外の者による十分な検証プロセスを経ていないものが含まれている。」
(1)と(2)だけでもかなり大きな不正金額です。
過年度有報等の提出は、6月 16 日までに完了させる予定とのことです。
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