日商簿記の宣伝みたいな記事ですが...
「意外に思うかもしれませんが、今、経理の仕事は需要と供給がまったくバランスしていません。需要に対して供給が極端に少ない状況です。
転職情報サイトの「DODA」が発表した2018年7月の転職求人倍率によると、一般事務の有効求人倍率は0.2倍でした。1つの求人に対して5人が応募するという状況ですから、いわゆる買い手市場の狭き門です。
ところが、経理を含めた企画職に限れば状況が一転、求人倍率は1.7倍です。職を探す人よりも求人数の方が1.7倍も多いのです。完全な売り手市場となっています。
厚生労働省が発表した同月の有効求人倍率は、一般事務が0.3倍、会計事務が0.7倍となっています。数値の定義が違えども、同様の傾向を示しています。
人手不足は外食や建設業などばかりで、事務職は逆に人余りで困っているというのが大方の認識だと思いますが、少なくとも経理に関してはまったく状況が違います。」
「今や経理分野で幅広い経験のある人材は希少価値で、良い条件を選べます。雇う側からしたら、「頑張ります」といってくれる人なら、経験量が少なくても、人柄や意欲を評価してその人材を採用し、現場で学んでいってもらう方が良いと考え始めました。
ただし、本当に未経験者が手ぶらでやって来て「頑張ります!」と言っても難しいでしょう。本気の証として、そして基礎知識として簿記3級を取っておくことで、立派に候補者の1人になれます。
簿記の資格にもいろいろありますが、3級の合格率は50%前後で、中学生や高校生でもたくさん受かっています。数ヶ月頑張って真面目に勉強すれば、それほど難しいものではありません。しかし、資格を取った瞬間に、就業確率が倍以上高まるエントリーチケットにはなる計算です。」
この記事を信じていいのかどうかはわかりませんが、簿記の勉強は、TOEICを勉強するより、はるかに短期間で成果が出せるので、ムダにはならないと思います。
また、現行の日商簿記3級は、個人事業の簿記を前提にしていますが、来年からは会社の簿記の問題となるようです。より実務的になるわけで、その点からも推奨できます。(2級は連結が入って、ハードルがやや高くなっています。また、サービス産業化が進んで、2級以上に含まれる工業簿記の重要性も相対的に下がっています。)
当サイトの関連記事(日商簿記の見直しについて)
最近の「企業会計」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
2000年
人気記事