東証2部上場の郷鉄工所が有報を期限までに提出できず、上場廃止になるかもしれないという記事。
「機械メーカーの郷鉄工所(岐阜県垂井町)は31日、2017年3月期の有価証券報告書を期限の同日に提出できなくなったと発表した。8月10日までに提出しなければ、9月11日に上場廃止になる見通し。」
2016年3月期が債務超過になっており、厳しい状況にあるようです。
会社のプレスリリース。
第86期(平成29年3月期)有価証券報告書の提出遅延及び当社株式の監理銘柄(確認中)指定理由の追加の見込みに関するお知らせ(郷鉄工所)(PDFファイル)
「有価証券報告書の提出にあたっては、平成29年6月28日付「(経過)第三者委員会の調査報告書受領に関するお知らせ」で公表しておりますとおり、第三者委員会の調査報告書を真摯に受けとめ、社内で指摘事項を確認精査のうえ、過年度決算訂正作業に取り掛かり進めておりましたが、訂正作業が多岐に渡り本日現在訂正作業が終了しておりません。
加えて、平成29年7月14日付「第三者による追加調査に関するお知らせ」に記載のとおり、(滞留債権の発生に至った経緯と事実関係等の調査)及び(資金調達時の小切手・手形の管理等の調査)について、第三者へ委託(平成29年7月30日に委任契約書を締結いたしました。詳細につきましては、本日公表いたします。)し、その調査結果を踏まえて過年度の決算数値を確定させることとしておりましたが、追加調査につきまして調査結果が出てない状況であります。(追加調査によって更なる過年度決算訂正が発生することがあります。)」
事業の現状、今後の展開について(郷鉄工所)(PDFファイル)
第三者による追加調査に関するお知らせ(7月14日)(郷鉄工所)(PDFファイル)
第三者委員会の調査報告書受領に関するお知らせ(6月23日)(郷鉄工所)(PDFファイル)
「G社は、平成28年8月に、会計監査人Aから、金融機関以外からの資金調達における不適切な手形の振出や売上の計上に関する不適切な会計処理について指摘を受けたことを契機として内部調査を開始した。」(G社:郷鉄工所)
ということで、監査人からの指摘が調査のきっかけだったようです。(最初の指摘から時間が相当経過しているのが気になりますが)
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