会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

スーパー・マイクロ株急伸-コンプライアンス計画や新監査法人を好感(ブルームバーグより)

スーパー・マイクロ株急伸-コンプライアンス計画や新監査法人を好感

EYが2024年6月期の監査報告書を出さないまま監査人を辞任した米スーパー・マイクロ・コンピューター(SMCI)が、新たな監査事務所を起用し、株価も上昇したという記事。

「サーバーメーカー、米スーパー・マイクロ・コンピューター(SMCI)の株価は18日の時間外取引で一時30%上昇。同社は新たな監査法人を起用したほか、ナスダック市場の上場要件を順守するための計画を提出した。

SMCIは18日、遅れている年次報告書(フォーム10K)を提出するための計画をナスダック市場に提出したと発表。また、会計事務所BDO USAを独立監査人に指名し、同事務所が即時就任すると明らかにした。」

EYの辞任について。

「SMCIの監査法人を務めていたアーンスト・アンド・ヤング(EY)は10月、同社の透明性やガバナンスを巡る懸念を理由に辞任していた。」

BDOは、準大手の国際的な会計事務所ですが、米国の超大企業の監査はあまりやっていないようです。

「一方、インサイド・パブリック・アカウンティングによると、BDO USAは収入ベースで6位の監査法人。ブルームバーグ集計のデータによれば、BDOの顧客のうち、S&P500種株価指数の構成企業はSMCIの他に1社のみ。」

当サイトの関連記事(EYの辞任について)(EYは2024年6月期が初度監査で、2023年6月期はデロイトだったようです。)

まだ、一週間も経っていない記事ですが...

スーパー・マイクロ、決算報告書提出遅れ 2回連続(2024年11月14日)(日経)(記事冒頭のみ)

「米サーバー大手のスーパー・マイクロ・コンピューターは13日、2024年7〜9月期の四半期報告書を期日までに提出できないと明らかにした。同社は24年6月期通期の年次報告書の提出も遅れている会計不正の疑惑を解消できず、株価はピークの5分の1以下に落ち込んでいる。」

なぜか、日本のニデックの株価も上がっています。

ニデック-急騰 米スーパーマイクロが上場維持のための計画書を提出でつれ高(Yahoo)

「計画書が提出されたことを受けて、SMCI株は時間外で大幅に上昇。SMCI向けに水冷モジュールを提供する同社(ニデック)も買われている。」

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