会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

不動産業、20億円所得隠し 売却益を香港に 国税指摘(朝日より)

不動産業、20億円所得隠し 売却益を香港に 国税指摘(記事の一部のみ)

「グランディア」という不動産会社とそのグループ会社が、税務調査で約20億円の所得隠しを指摘されていたという記事。ただし欠損金のため追徴課税はなかったそうです。

「同社は銀座のビルを売却した際、売却益の一部を香港の会社に隠したとされる。」

「登記簿や関係者によると、同社は08年12月、銀座・中央通りに面した9階建てビルを都内の女性資産家に約35億円で売却した。その際、約30億円を同社に、約5億円を立ち退き交渉などにあたった香港の会社に支払うよう依頼。女性はその通りに支払ったという。」

法人の所得の一部を税率の低い海外の会社に移そうとした(ついでに財産を海外に逃避しようとした)のでしょうが、あまりに露骨だったようです。

不動産会社「グランディア」19億所得隠し 銀座のビル売却益など(産経)

同社が入居者の立ち退き交渉に当たっていたのに、ペーパーカンパニーである香港の法人に委託したことにして、約5億円を同法人の口座に振り込ませていた。」

4532262097税務署は見ている。 (日経プレミアシリーズ)
飯田 真弓
日本経済新聞出版社 2013-09-10

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