証券取引等監視委員会のサイトより、ペイントハウス(ジャスダック取引所上場)が提出した平成17年8月期有価証券報告書について検査した結果、重要な事項に関する虚偽記載が認められたので、内閣総理大臣及び金融庁長官に対して、訂正報告書の提出命令を発出するよう勧告したというプレスリリース。
財務局で有報をチェックしていた時代を含めても、こうしたかたちで正式に訂正を命じる(まだ勧告の段階ですが)というのは、ほとんどなかったのではないでしょうか。
ペイントハウスのプレスリリース(PDFファイル)
これによると会社側はまだ適切な会計処理を行ったといっています。こうなったら、最後まで信念を貫いてほしいものです。そうすることで論点がはっきりしてきます。
有価証券報告書の訂正、35年ぶりに命令へ
こちらの記事によると、有価証券報告書の訂正命令は35年ぶりだそうです。訂正命令が必要な有価証券報告書の重大な虚偽表示は35年間なかったということでしょうか。
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