会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

米SECが不正会計で調査企業コムスコアを告発、和解金500万ドル(Forbesより)

米SECが不正会計で調査企業コムスコアを告発、和解金500万ドル

米国の「コムスコア(Comscore)」という会社が、不正な会計操作を行ったとして、SECから告発されたという記事。前CEOが不正を主導していたようです。

「コムスコアは前CEOのサージ・マッタの指示により、2014年から2016年にかけて、実際には存在しない売上を計上していたと、SECは述べた。同社は対価を伴わない外部企業とのデータのやり取りから、売上が発生したように見せかけて、虚偽の報告を行っていた。

マッタはコムスコア内部の会計担当者及び、外部の監査企業に嘘をつき、売上高を5000万ドル多く報告していたとSECは指摘した。SECはまた、マッタの指示によりコムスコアが、顧客数を実際よりも多く発表していたと述べている。

コムスコアは既にSECに対する、500万ドルの和解金支払いに同意した。マッタはコムスコアに210万ドルを返還したが、SECの規定により今後10年間は公開企業の幹部や取締役を務めることができない。」

米国では、監査人にうそをつくことも、罪状に含まれるようです。

Comscore Fined $5M Over Accounting Fraud(CFO)

SECの関連文書。

https://www.sec.gov/litigation/admin/2019/33-10692.pdf
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