ソフトバンクグループ(SBG)が、クレディ・スイスのファンドから投資を引き揚げていたという記事。
このファンドが資金提供していた先は...
「英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)は6月、SBGがクレディ・スイスの複数ファンドに計5億ドル(約540億円)超を拠出していたと報じた。それらは企業に短期の運転資金を融資するファンドで、配分額上位にはインドの格安ホテル大手OYO(オヨ)など、SBGのビジョン・ファンドが投資する企業が含まれていたとされる。」
「クレディ・スイスのファンドの運用には、ビジョン・ファンドが出資する英グリーンシル・キャピタルが関わっていた。SBGの資金が水面下で、ビジョン・ファンドの投資先企業の資金繰りを間接的に支えていた形で、市場では「利益相反の疑いがあり問題だ」(英ファンド関係者)との声も出ていた。」
利益相反は、クレディスイスのファンドへのソフトバンクG以外の出資者の利益を犠牲にして、ソフトバンクG(ビジョンファンド)の出資先に資金提供する(していた)懸念があるということでしょう。さらに、会計的には、表に出ない資金援助により、ソフトバンクG(ビジョンファンド)出資先の資金繰りを助け、その結果、出資先企業の評価額を高め、時価評価による利益を増やしていたのではないかという疑念も感じます。
ソフトバンクG、クレディSのファンドから7億ドル引き揚げ-関係者(ブルームバーグ)
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