金融庁検査の新方針の影響を取り上げた記事。
「人口減少による地元経済の弱体化や超低金利時代の利ザヤ縮小など、生き残りを懸けた再編へと地銀を駆り立てる悪材料には事欠かない。そこへ追い打ちとなるのが冒頭の金融庁の新検査だ。これまで検査の根幹にあった、融資が不良債権化する恐れがないかを調べる資産査定をなくし、融資ビジネスの収益力を見る「初めての検査」(金融庁幹部)なのだ。
検査では、地場の中核産業や取引先企業をどのように育てていくつもりなのかという地銀の方針を確認。地元経済の環境や融資残高の推移などのデータ分析に基づいた営業戦略が練られ、実行されているのか、10年先も生き残っていけるのかといった議題について、時に激論も交わされたもようだ。
ある対象行では、約3分の1もの支店長たちが金融庁に呼ばれ、各支店での営業手法などについてのヒアリングも行われたという。・・・」
金融庁はいつから経営コンサルタントになったのでしょうか。
話は変わりますが、監査事務所の検査でも、金融庁はビジネスモデルということを言っており、少し似ています。もっとも、監査事務所の場合は、ビジネスモデルがまずければ、再編を勧められるのではなく、廃業したらといわれるだけでしょう。
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