日本版IFRSの策定作業が企業会計基準委員会において始まったという記事。
さしあたり、「「検討が必要な項目の候補」を抽出していく」そうです。
「日本の会計基準設定主体であるASBJ(企業会計基準委員会)は2013年8月27日、IFRSのエンドースメントに関する作業部会の第1回会議を開催。今回を含む4回の会議を通じて、IFRSを構成する基準の中で「検討が必要な項目の候補」を抽出していくとした。」
「各分野でIFRSと日本の会計基準(日本基準)を比較し、「修正することなしに採択可能か否か」という観点から検討項目を洗い出す。第1回から第4回までの会議で洗い出した検討項目に関して、「削除や修正が必要か」「ガイダンスや教育文書などを追加する必要があるか」などを議論するという流れになる。」
「ガイダンス」は強制力があるものらしいのですが、「修正」とどう違うのかなどの議論があるようです。
ASBJの委員長は正直なコメントをしています(記事末尾)。
「ASBJの西川郁生委員長は、エンドースメントされたIFRSに関する作業について「検討項目を洗い出す4回目の会議までは、作業内容は読める。その後に項目を絞り込み、実際に修正が必要ということになると、その文言を作成しなければならない。4回目の会議の後にどのくらいの議論が必要になるかは、やってみないと分からない」と語った。」
第271回企業会計基準委員会の概要 Webcast←作業部会についての報告・議論もなされています。
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