<独自>ADK資金「竹田前会長に渡す」元理事、電通幹部に説明 五輪汚職
東京五輪汚職事件のADKルートの記事。
ADKは、「パーク24」のスポンサー契約に関し電通の業務を補佐する販売協力代理店として、業務委託料4050万円を受け取っています(つまりその原資はパーク24が支払ったスポンサー料)。ADKは、そこから組織委元理事(電通元専務)側にわいろを支払ったとされていますが...
「関係者によると、ADKがパーク社の契約に関与する前、電通の五輪担当室長らが高橋容疑者と面会。その際、高橋容疑者から「(パーク社の社外取締役でもある)竹田(恒和)氏の尽力でパーク社のスポンサー契約が決まった」「ADKからの資金は竹田氏に回す」という趣旨の説明を受けたという。」
もし、組織委元理事(電通元専務)が話していたとされる内容のとおりに取引が行われたとすると、パーク24が支払ったスポンサー料が、まわりまわって、社外取締役に還流したということになり、パーク24にとっては、大スキャンダルです。
ただし、竹田氏側はそんなカネは受け取っていないと反論しているそうです。
「関係者によると、竹田氏は「パーク社のスポンサー契約にADKが関与していたことは全く知らなかった」などと説明。資金の受領も否定している。」
(パーク24ウェブサイトより)
竹田氏は、ただの取締役ではなく、社外監査役を10年間務めた後に、社外取締役に就任し、現在、監査等委員として、取締役を監査する立場の人です。
(補足)
五輪汚職の主役「慶應三田会」の闇が凄まじすぎる…異形の学閥集団が生み出したもの(現代ビジネス)
「高橋治之という国際スポーツ界の大物は、国内では「表」に竹田氏を立て、自分は「裏」に回って慶應人脈で利権を欲しいままにした。神宮外苑再開発を視野に入れた政界ルートを見据えている特捜部は、高橋・竹田慶應人脈が絡む今回の4回目の逮捕案件の解明で、現在のスポンサールートにケリを付ける考えのようだ。」