週刊経営財務によると、企業会計基準委員会の実務対応専門委員会で、ICOトークンの会計処理について、基準開発に着手する方針に委員が賛同したそうです。
基準の中身は...
「7月26日開催の実務対応専門委員会では、事務局が「原則的な取扱いのみを定め、取引内容について開示を求める」との案を提示。」
3月に公表された論点整理で、CO トークンの発行者が何ら義務を負担していない場合は利益計上、何らかの義務を負担している場合は、発行者が負担する義務を、会計上の負債として計上といった原則的な考え方は示されています。そういう原則だけを基準では決めて、あとは注記で補完するということでしょうか。
詳しくは、経営財務8月8日号をご覧ください。
当サイトの関連記事(ASBJ論点整理について)
業界団体は、早く基準を作ってくれという意見書を出しています。
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ASBJ ICO トークンの発行及び保有に係る会計処理に関する論点の整理への意見提出について(日本暗号資産ビジネス協会)
ちなみに、あずさ監査法人のフィンテック・イノベーション部副部長という肩書きの人が、この協会のアドバイザーになっているようです。