ソフトバンクグループの3兆円の赤字には驚きましたが、投資家ウォーレン・バフェット氏の米バークシャー・ハザウェイは、6兆円近い赤字だったそうです。
「米著名投資家ウォーレン・バフェット氏率いる米バークシャー・ハザウェイが6日発表した2022年4~6月期決算は、最終損益が437億5500万ドル(約5兆9000億円)の赤字となった。四半期の赤字額としては過去2番目の大きさとなる。株式相場低迷の影響で、アップルやバンク・オブ・アメリカ(バンカメ)など投資目的で保有する上場株に評価損が発生した。
米国会計基準では保有する上場株の評価損益を最終利益に反映させる。上場株を多く保有するバークシャーの最終損益は相場に左右されやすい。新型コロナウイルスの感染拡大が本格化した20年1~3月期、株価急落の影響で497億ドルの最終赤字を計上した。今回の赤字額はこれに続く規模となった。」
アップル株だけで340億ドル(135円で換算すると4兆5900億円)もの目減りだそうです。
「アップル株の保有額は22年6月末時点の時価評価で1251億ドル。株安の影響で同3月末に比べて340億ドル目減りした。」
米バークシャー第2四半期、438億ドルの赤字 保有株急落で(ロイター)
「ただ営業損益は92億8000万ドルの黒字で、前年同期から39%増えた。再保険事業や傘下の鉄道会社BNSFが好調で、自動車保険会社ガイコの赤字を相殺した。ガイコは自動車部品不足や中古車の価格上昇を背景に自動車事故の保険金請求が増えた。」
事業部門と投資部門があるというのは、ソフトバンクグループと似ているのかもしれませんが、投資している先が優良企業かどうかという点が大きく違うのでしょう。
会計基準についてはこちらの解説をどうぞ(たぶんこれのことだと思います)。
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金融商品の分類及び測定に関するFASBの新会計基準(2016年)(会計・監査ジャーナル)(PDFファイル)