3月10日に開催された金融庁「ソーシャルボンド検討会議」の会議資料が、同庁ウェブサイトで公開されています。
ソーシャルボンドとは、「調達資金の全てが、新規又は既存の適格なソーシャルプロジェクト(社会的課題への対処・軽減、ポジティブな社会的成果の達成を目指すプロジェクト)の一部又は全部の初期投資又はリファイナンスのみに充当される債券」だそうです(国際資本市場協会(ICMA)の定義)。
グリーンボンド、サステナビリティボンドというのもあるそうです。
社会貢献債、6月めど指針策定 少子化対策など対象明示へ―金融庁(時事)
「ソーシャルボンドは国際資本市場協会(ICMA、本部スイス)が原則を定めているが、例示は飲料水確保や下水道整備、難民支援など途上国支援の色彩が濃い。国内でも政府系金融機関を中心に発行が増えているものの、日本の産業界や証券界から対象事業が曖昧だとして明確化を求める声が出ていた。」
これは、何ボンドというのでしょう。
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神戸市が全てSDGs債で起債、自治体初の試み-21年度1500億円(ブルームバーグ)
「神戸市は8日、2021年度に発行する全ての債券をSDGs(持続可能な開発目標)債として起債することを明らかにした。国内の地方自治体として初の取り組みとなる。ESG(環境・社会・企業統治)に対する投資家の関心が高まっていることなどに対応する。」
「国内外でESGに関連した起債は世界的な発行指針である国際資本市場協会(ICMA)の原則に沿った発行が主流だが、赤枝氏によると今回の発行計画は神戸市の包括的なSDGsへの取り組みの一環で、ICMAの環境債や社債貢献債など特定のガイドラインには沿わない形で発行する。
トヨタがSDGsへの幅広い取り組みに資金を充当する目的で「ウーブン・プラネット債」としてICMA原則には沿わない個人向け債(発行額1000億円)の発行を発表するなど、起債する際に独自のSDGsへの取り組みを打ち出す事例が国内でじわり増え始めている。」
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