2007年夏以降の金融市場の混乱に伴う国内の預金取扱金融機関の証券化商品関連の損失が、08年6月末時点で2兆5740億円と3月末に比べて6%増えたという記事。
記事で取り上げている金融庁の発表資料はこちらです。↓
我が国の預金取扱金融機関のサブプライム関連商品及び証券化商品等の保有額等について
(「RMBSには政府支援機関等のモーゲージ債は含まない」という注がついているのが気になります。)
いずれにしても、わが国に関しては、証券化商品の実現損・評価損の問題はたいしたことがなくても、米国における信用収縮が、米国の景気後退による輸出減、ファンドを通じたわが国不動産市場への資金流入の減少(→不動産会社・ゼネコンの大量倒産)といった間接的な影響をもたらしている点が重要なのでしょう。
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