KDDIによるCATV最大手ジュピターテレコム(JCOM)の株式買い取りが、金融商品取引法に違反する可能性があるという記事。金融庁が調査を始めたそうです。
「KDDIは1月25日、米メディア大手「リバティー・グローバル・グループ」が保有する、ジャスダック上場のJCOM株全株(発行済み株式の37・8%)を約3617億円で2月中旬に買収すると発表した。実際には、JCOM株を保有する同グループの子会社3社を一括して買収する。
だが、金融庁はこの子会社3社が株式非公開で事業実体のないペーパーカンパニーと判断。取引はJCOM株を市場外で買い取ることと同じとみなし、上場企業の株式を3分の1以上、買い付ける場合に義務づけられている株式公開買い付け(TOB)を行うようKDDI側に要請している。」
法律問題であり当サイトのテリトリー外ですが、どういう取引なのかについて、形式(リバティー・グローバル・グループの子会社の買収)ではなく、実質(JCOM株の取得)で判断するという点が、法律と会計に共通した近年の傾向なのかもしれません(当然の話なのですが)。
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