ジャスダック上場の東テクが、8億円超の所得隠しを指摘されていたという記事。当サイトでは取り上げていませんが、すでに公表済みの不正取引(社員の約2割に当たる111人が関与していた)が所得隠しと判断されたようです。
「東テクや関係者によると、本店や大阪支店の営業担当社員らが06年4月以降、利益が見込まれる工事について下請け業者への発注額を水増ししたり、架空工事を発注したりして、売上原価を実際より膨らませて費用計上していた。国税当局は、原価性が認められない不正な経理処理と認定したとみられる。
水増し・架空発注の取引額の一定割合は、取引先から社員らに還流。社員らは、予算の枠を超えた交際費に充てたり、社員同士の飲食に使ったりしていたという。・・・」
調査委員会の報告書受領に関するお知らせ(PDFファイル)
税務調査が発覚のきっかけだったようです。
「東テク株式会社(以下「東テク」という。)は、平成26 年2 月上旬に、同社に対する税務調査の過程において、東京国税局の指摘より、社員の一部が不適切な外注費の処理を行っていた可能性がある旨の指摘を受け、これを端緒として社内調査を進めたところ、水増し仕入発注又は架空の仕入発注及びルームエアコンの無断での転売等の不正取引の事実を把握するに至った。」
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