会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

ミネベア、わが世の春を引き寄せた2枚看板(東洋経済より)

ミネベア、わが世の春を引き寄せた2枚看板

ベアリング大手のミネベアの業績が好調だという記事。

減価償却についてふれている箇所があります。

「実は、ベアリング以上に急成長を遂げている製品がある。貝沼社長が「お客様が列を成して待っている」と驚いた様子で話すのは、スマートフォンのディスプレーに使われるLEDバックライトだ。」

「前期は売り上げが1.5倍に増えたが、生産が逼迫しており、約30億円の緊急投資で今夏までに中国やカンボジア拠点の能力を増強する。最大拠点のタイでも設備拡大を検討中だ。・・・

リスクヘッジと次への種まきにも余念がない。導光板の生産設備の減価償却について、従来5~10年だったものを、一部は12年度から、残りの大半を14年度から2年に圧縮利益が十分に出ている間に償却を済ませ、変動の激しいスマホ業界のリスクに備えている。」

ちょっとやりすぎの感じがしますが、「5~10年」では長すぎたのかもしれません。もちろん、会社は、記事に書いているような、儲かっているうちに償却を済ませたいから短くしたという変更理由はとっていないと思います。

減価償却も、税務から離れれば、所詮見積りということでしょうか。
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