「大阪市製材業協同組合」という協同組合で、70歳の女性職員が3000万円以上の組合の資金を横領していた疑惑があるという記事。この職員は21年前から経理を担当していたとのことです。
「その手口はこうだ。組合によると、組合は管理する土地を組合員の企業に貸し出し、賃料として毎月約160万円を現金で受け取っていた。しかし、この賃料の受け取り窓口となっていた女性職員が組合の口座に全額を入金せず、金の一部を自身の口座に入れて着服していたというのだ。
「仮に組合の口座に100万円入ったとしたら、女性本人の口座に(残りの)62万円が入っている。逆のパターンもありますし、それが80万円ずつの時もありますし、ひどい月は全然組合に入っていない。」(大阪市製材業協同組合 尾崎龍一理事)」
入金(あるいはその前段階の収益計上)の網羅性に問題があったようです。
また、ばれないような操作をしていたそうです。
「いったいなぜ、これまで発覚しなかったのだろうか。
「(女性は不正が)ばれないように、年度末の実際の預金残高を帳簿上の金額と合わせるようにどこかからお金を持ってきて(一時的に)合わせている。」(植村淳子弁護士)」
年度末の残高だけチェックするのでは不十分ということでしょうか。
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