金融庁の公認会計士・監査審査会は、最新版の「監査事務所検査結果事例集」を、2013年7月5日に公表しました。
「今回の公表においては、平成24年度までの検査で確認された事例を掲載するとともに、業種として特徴のある「金融機関の監査」、今後の対応が注目される「財務諸表監査における不正」等について、新たに項目を立てて紹介しています。」
品質管理編と個別監査業務編に分かれており、分量はだいたい同じくらいです。金融庁の検査チームには会計監査の経験のない人も入っているようなので、そういう人には品質管理のような形式的なところを見させているのでしょう。
今回新たに項目を立てたという「財務諸表監査における不正」をみてみましたが、これといった指摘は見当たりません。経営者への質問、不正リスク要因の考慮、監査チーム内の討議、仕訳テストなどで指摘がなされています。どのくらい深刻な不備なのかは、これを読んだだけではわかりません。
「金融機関の監査」については、(金融機関の監査はよくわかりませんが)少し細かい項目まで検査しているようです。
昨年は8月の公表でした。
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