東証1部上場の日本システムウエアの元社員らが、架空取引により会社から約2600万円をだまし取ったとして逮捕されたという記事。総額約8億6000万円の架空取引を実行していたそうです。
「・・・高本容疑者らは平成17年12月、札幌市内の電気通信事業会社からホテルや駐車場の空き状況を提供するサービスの構築事業を受注したように装い、日本システムウエアから前払い金名目で計約2600万円を都内のコンピューター関連会社に振り込ませてだまし取った疑いがもたれている。」
不正な支払を行うために、まず顧客からの受注を偽装しています。
不正取引に関するお知らせ(PDFファイル)
この不正に関しては、2006年に公表済みです。
「今回の不正取引は、当社の一社員が取引先の印鑑自体を偽造し巧妙に仕組んだ架空のものとはいえ、社内管理体制の不備を突かれたため発生したものであります。特に、担当者を信頼し、担当者単独で完結できる事務手続、取引の実態を上司が確認せず担当者任せとした点等、改善を図るべき多くの反省点が浮き彫りとなりました。」
受注と支払が同じ担当者だったとしたら、たしかに内部牽制になっていないといえます。
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