松井証券のシステム開発を担当していたSCSKの元社員が、松井証券顧客15人のIDやパスワードなどを不正に取得し、顧客になりすまして、口座に預けられていた現金など総額2億円を不正出金していたという記事。
「SCSKは松井証券のシステム開発・保守、運用を担当。元社員は、松井証券のシステムを専任で担当していたという。
SCSKによると元社員は、松井証券顧客のID、パスワード、取引暗証番号などを不正に取得した上で、顧客になりすまして有価証券を売却し、売却代金を含めた証券口座に預けられていた現金を、不正出金していたという。被害にあった顧客は15人、被害総額は2億円と確認したという。
2020年1月、顧客から松井証券に「身に覚えのない取引があった」と報告があったため、松井証券とSCSKが調査を進めて発覚。警察に相談し、捜査に協力してきたという。証拠隠滅を避けるため、警察の捜査を元社員に察知されないよう配慮しながらシステム上の手当てを行い、その後の被害は確認していないという。」
松井証券のプレスリリース。
業務委託先元従業員の逮捕について(PDFファイル)
SCSKのプレスリリース。
当社元社員による不正行為について (PDFファイル)
不正は2年半も続いていたそうです。まず、銀行で顧客名義の口座をつくって、そこに送金させていたそうです。(銀行の本人確認も甘いということでしょうか)
↓
「松井証券」不正アクセス“委託SE”逮捕(日本テレビ)
松井証券口座から不正引き出し 容疑で業務委託先元SE逮捕―被害2億円か・警視庁(時事)
「「業務で顧客のデータを自分のパソコンに入れたかもしれない」と話し、詐欺については否認しているという。」
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