日本公認会計士協会は、英文アニュアルレポート「Annual Report 2016」を9月13日に公表しました。
30ページ弱の英文パンフレットです。外国向けなので、日本人にとってはこれといった利用法もありませんが、会計・監査に関連する専門用語や組織名の英文表記を知るにはよいかもしれません。会員数など協会の概要も出ているので、外人に説明するときにも役立つでしょう。
目次は以下のとおり。
Message from Chairman and President
Leadership
JICPA’s Key Responsibilities
Membership
Responsibility to Wider Community
Excelling in Diverse Fields
Global Reach
International Initiatives
Key Activities for Fiscal 2016
Financial Summary
製作時期の関係か、冒頭の会長メッセージは、前会長のものです。
Key Activitiesが協会の活動報告的なものとなっています。東芝事件については、間接的にもふれていません。
例えば、開示の統一について。
To contribute to these discussions, the Project Team on the Unification of Disclosure and Audit Systems at JICPA summarized the current disclosure system in Japan operated
under the two-tier supervision of the Companies Act and the Financial Instruments and Exchange Act (FIEA), and published the result of the discussions on November 4, entitled “Recommendation on Disclosure and Audit Systems - Considerations toward the Unification of Disclosure and Audit Systems under the Companies Act and the Financial Instruments and Exchange Act” to realize an ideal corporate information disclosure system.
監査の信頼回復について。
Additionally, JICPA continues to engage discussions on the governance code for audit firms, increased transparency in auditor's report, and independence of auditors, including the audit firm rotation system for ensuring trust in CPA audit.
(これだと、会計士協会が、監査事務所ローテーションの議論をしているように読まれるのでは)
(それぞれ全文ではなく一部抜粋です。)
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