会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

スズキ、検査不正で200万台リコール 特損800億円計上 19年3月期(日経より)

スズキ、検査不正で200万台リコール 特損800億円計上 19年3月期

スズキが200万台をリコールして、2019年3月期連結決算で800億円の特別損失を計上するという記事。

スズキは完成検査の不正についての調査報告書を発表しましたが、不正発覚・拡大を受けて大規模なリコールを行うそうです。

「今回の不正発覚を受けて、「完成検査の正当性が疑われる」と判断。過去3年間に国内で販売して、まだ車検を迎えていない約200万台をリコールする。国交省に1週間以内をめどに届け出る。自社ブランドは25車種で、リコールにはOEM(相手先ブランドによる生産)の15車種も含まれる。16年4月以降に生産した車が対象となる。」

スズキ、不正拡大1.1万台 リコール費用800億円(日経)

調査報告書の中身は...

「調査報告書はスズキが依頼した外部の法律事務所がまとめた。報告書の原因分析では、ソフト面は検査員の人員不足検査工程の時間に余裕がなかった点に加え、規範意識の低さなど教育体制の機能不全などを指摘した。ハード面では工場のレイアウトや検査設備の不備などの問題があった。検査機器ではどのように検査しても不合格となるなど、頻繁に不具合が発生していた。」

正しく検査を行うだけの態勢ができていなかったということでしょうか。

特別損失の計上に関するお知らせ(PDFファイル)
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