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第37期(2021年6月期)業務及び財産状況説明書(あずさ監査法人)

第37期(2021年6月期)業務及び財産状況説明書(PDFファイル)(「ステークホルダーの皆様へ」より)

あずさ監査法人は、「第37期(2021年6月期)業務及び財産状況説明書」を、公表しました(公衆縦覧開始日:2021年9月10日)。

重要な事項の冒頭に、CPE不正問題を挙げています。



その他、「開示高度化推進室」(7月以降は「部」)の設置、監査事業部の再編、サステナブルバリュー本部設置などにもふれています。

売上高は...



監査業務は微増でしたが、非監査業務が5%減となり、売上高全体では減収となっています。新日本との差も10億円強に縮まってしまいました。

損益は...



人件費は2%弱増えていますが、その他業務費用の減少でカバーし、営業利益は増益、当期純利益も増益となっています。CPE不正が問題になったのに、研修費用が4割も減っているのは、やはり新型コロナの影響なのでしょうか。

人件費の内訳を見ると、報酬給与を減らして、賞与を増やしています。報酬体系が変わったのでしょうか(成果主義的方向?)。



会計上の見積り注記は、繰延税金資産でした。



前期までの数字については...

2020年版 4大監査法人決算分析 第2回 有限責任あずさ監査法人(Kaikeizine)

当サイトの関連記事(トーマツ2021年5月期説明書類について)
その2(新日本2021年6月期説明書類について)
その3(あらた2021年6月期説明書類について)
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