中古車販売大手グッドスピード、不適切会計の疑い 公表済みの決算
グッドスピード(東証グロース)が、不適切会計処理の疑いがあるとして、調査委員会を設置して調べるという記事。どういう不正疑惑なのか、金額はどのくらいなのかは、明らかにしていません。
「同社によると、9月14日に監査法人からの指摘を受けて発覚した。同社は8月に、損害保険会社に請求した自動車保険金について、今年4月から約4カ月間の1051件のうち、30件で不適切な請求があったと公表していた。この問題と不適切会計との関連があるかどうかも明らかにしていない。」
過年度の不正請求が、決算遡及訂正を要するほどの規模でないことを確かめたいということなのか、それとも、何か別の大きな問題があるのか...
会社のプレスリリース。これを読むと、疑義の詳細については、会社も、監査法人から知らされていないようです。
調査委員会設置のお知らせ(PDFファイル)
「調査委員会の目的としては、監査法人からの指摘に関する調査および類似事象の有無の調査、業績への影響の有無、社内体制の不備の有無や原因の究明および再発防止策の策定等となります。なお、不適切な会計処理がある旨の疑義の詳細、またその対象期間や金額等の影響については、調査委員会が設置された後、直接、調査委員会へその内容を伝えると監査法人から言われており、現時点で当社は詳細を把握できておりません。 」
普通は、監査の過程で何か疑義があれば、まず会社(マネジメント)と協議するものだと思いますが...
通報者の保護とか、何か特別な理由があるのでしょうか。